2021年02月03日(水) |
台湾に学ぶコロナ対策 |
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もう台湾では、フードコートの大きなテーブルで大人数がマスクなしで会食や歓談できるようになっているらしい。仕事で台湾に住む友人からそう教えられた。コロナ対策を完璧に行ったおかげで経済へのダメージが最小限で済んだ台湾では2020年度の経済成長率が先進国の中で唯一プラスとなっているのだ。
台湾のコロナ対策には学ぶべきところがかなりある。たとえば2週間ホテルなどでの隔離に協力してくれた濃厚接触者たちは出るときに日本円にして6万円相当の協力金が支給される。ホテルの収入を保証するために感染者や濃厚接触者を自宅で隔離し、残りの家族がホテルに滞在するという逆パターンもあり、もちろん国からその宿泊費は補填される。
3倍券というものが発行され、それを手に入れると購入金額の3倍分の買い物ができるようになるということで消費喚起に役立ってるという。日本のGo toと違って小売業すべてに対して支援が行き届くということなのだ。
有能な政治指導者がいればここまでのことができるのである。日本との決定的な違いはここである。日本の場合は首相も無能ならワクチン担当相もデジタル担当相もとにかく無能である。そのうえ無責任だ。「私に責任がある」と発言はするが、一度も責任を取ったことがない。都道府県それぞれの知事は「やってる感」しか出さないし、テレビに出てできもしないことを放言することが仕事だと勘違いしてる吉村とかいう馬鹿もいる。
死者が大勢出ているというニュースをへらへら笑いながら語る神奈川県の黒岩知事のようなクソ野郎もいる。こいつらにとっては人がいくら死のうが他人事なのである。今困ってる人や苦しんでる人の心に寄り添えないような腐った政治家は全員退場してもらいたい。
仕事がなくなって家や収入を失いホームレスに陥る人がいる。今月の家賃を払うあてのない方がいる。支援はそうしたところまではほとんど届かない。さまざまな支援策は用意されてはいるが、どこに行けばそれが申し込めるのか手続きが周知されていない。かくして絶望した人の中には自殺という選択肢を取る人もいる。じわじわと女性の自殺者が増加していることは何を物語っているのか。そのことで政治家はなんとも思わないのか。己の凡庸さゆえに多くの人の命を奪ってることに対して、菅義偉は何も感じないのか。
コロナ対策に成功した国のやり方を日本は積極的に吸収するべきだ。そして台湾からの支援を受けるために政治家は頭を下げるべきである。おそらく中国に遠慮して何もできないのだろう。目の前に成功モデルがありながらそこから何も学べないのが今の日本なのである。
その台湾を武力侵攻で占領しようと宣言している国家に対して日本の政治家は何も発言しない。日本には「武士道」の心があったのではないか。どうしてこのような価値観を我々の国の政治家は持たないのか、オレはそれが残念でならないのである。
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