2021年01月16日(土) |
リニアもういらない |
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JR東海が「のぞみ」の大幅減便を決めた。今運行中の「のぞみ」もほとんど空気を運んでる状態である。コロナ禍が終息した後、乗客は戻ってくるのだろうか。その時はもうすっかり生活様式が変化し、人々はリモートで多くのことを済ませられるようになり、大企業は役員会もテレビ会議でいちいち集まらなくてもよくなり、出張なんかも激減してるのじゃないか。アフターコロナの世界を考えたとき、中央リニア新幹線なんかに巨額の投資をしてもほぼ回収不能な気がするのである。そんなもの作るくらいなら国内線の飛行機に乗客を回せばいいじゃないか。
北陸新幹線が敦賀まで伸びるが、敦賀から大阪は特急サンダーバードが結んでいる。もしも東海道新幹線に何らかのトラブルが発生して不通になった時は、北陸回りや在来線でなんとかなるわけである。それでもリニアは必要なのだろうか。もうそろそろ「リニア辞める宣言」をすべきである。
大深度地下というのが危険なものだったことは調布市で次々と発生する陥没事故で明らかになった。地下に巨大な穴を掘って上で何も起きないわけがないのである。地上で起きた住宅の被害をすべてJR東海が補償しないといけないということになれば、被害規模によっては経営的に破綻することになるかも知れない。ここは勇気ある撤退が必要だ。JR東海のボンクラ社長にその勇気があるだろうか。
今のウイズコロナの世界というのは、ぼっちの世界である。「ぼっち食」「ぼっち映画」「ぼっち旅行」「ぼっち酒」こそが正しいとされ、集団での行動が厳しく規制される。5人以上の会食は禁止とか、集団での宴会は禁止という状況は当分の間続くだろうし、その結果生活様式が劇的に変化すると思われるからだ。
おそらくコロナ感染者を根絶するには4〜5年かかるだろう。その間人々はずっと耐えることを強いられるのである。たかだか一か月の緊急事態宣言が効果があるとは思わない。広島県が80万人の徹底検査を導入したところで他府県が何もしてないから無意味である。大阪の吉村知事などはテレビで放言するだけで、大阪が都道府県別死者数1位になってることをまるで他人事のように受け止めている。何の検証もせず「大阪は高齢化率が高い」とか「大阪は三世代同居が多い」などと思いつきで語っている。ちゃんと細かいデータに目を通したことがあるのか。
まあ吉村洋文に限らず、日本中の政治家はオレに言わせればほとんどがボンクラだ。そんな連中が指揮していてまともな効果が上がるはずもなく、精神論だけで勝てると思った旧日本軍のようになっていくことはもう逃れようがない。戦争で一番情けない負け方は大将が馬鹿だから負けることである。今の日本はまさにその状況である。
それなのに、リニア新幹線とか大阪万博とかは何の見直しもされずにそのまま進められているのである。静岡県の水源にあたる山をぶち抜いてトンネルを掘れば、必ず大井川の水量などに影響するだろう。静岡県知事の抗議はもっともなことである。ここはルートを変更して静岡県を通過しないようにするしかないのである。いっそのこと諏訪経由で大幅遠回りにすればいいのである。そうすれば新たな地域の振興策になるのだ。
このままリニア建設を強行すれば建設費が回収できないわけではなく、それは新たな負の遺産となって国民負担につながるだろう。そんな先のことも見通せないのが今の政権与党であり、利権にまみれた政治家たちなのである。そういう売国野郎たちのせいで日本はこのままどんどん滅びていくのだ。世界中で化石燃料の使用が停止された頃には、日本は貧困と飢餓の大国になってるかも知れない。
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