2021年01月10日(日) |
吉村洋文という大馬鹿者2 |
携帯用URL
| |
|
「ガラスの天井」というたとえがある。「見えないけど強固に存在する容易には破れない障壁」という意味で、「女性の社会進出や昇進を阻むもの」として使われる。それがどういう意味の言葉なのかは教養のある普通の大人なら周知のことである。
首都圏の一都三県が緊急事態発令を要請したのに対して大阪が要請しないことに対して吉村知事は「まだ大阪はその段階ではない」という見方をしていた。経済を止めたくなかったからだと思われる。しかし、1月6日・7日の感染者数はそれまでの数字が倍になったように跳ね上がった。吉村知事に言わせれば「昨日今日のこと」である。
これまでと態度を一変させて「緊急事態を要請する」ためには理由付けが必要だ。大阪の新型コロナウイルス感染者の爆発的増加の状況に対して、大阪府知事の吉村洋文は「感染者数はガラスの天井を突き破った」と語ったのである。なんでここで「ガラスの天井」というたとえを使ったのかオレのようなことばを大切にする人間には全くわからない。
以前に吉村知事が蓮舫の「昨日今日のことではない」という言葉の意味を理解していなかったということがあった。蓮舫議員は今回も吉村知事のこの「ガラスの天井を突き破った」という言葉が誤用であることを指摘した。それは女性の社会進出を阻む壁であり、今回は使い方が間違ってるということである。誤用を指摘された多くの方の中には元大阪府知事の太田房江という私が大嫌いな方も混じっていた。
吉村知事は多くの間違い指摘の中で、蓮舫と太田房江の二人を名指しして反論した。これは自分の支持者たちを味方につけたいという姑息な戦略である。自分の支持者ならこの二人のことが嫌いだろうという戦略である。
誰にでも間違いはある。間違ったことを言ってしまったら「すみません、私がアホでした」とすぐに謝ればいいのである。間違ってるのにそれを認めなかったら、「無知」は「無恥」へと変化する。最近では安倍晋三がその好例である。知らないことは恥ではない。自分が知らなかったことに対してどう反省するかが大事なのである。
吉村知事はあわてて「ガラスの天井」という言葉の意味を調べたのだろう。そして今度は自分が役所内で女性の地位向上のために頑張ってると言い訳を始めたのである。
蓮舫議員や太田議員が「吉村が『ガラスの天井』を間違って使ってる!」と一生懸命だが、僕が役所内の「ガラスの天井」を打ち破る為に何をしてるのかも知らないんだろうな。その意味で使ってない。記者会見では、いつ割れてもおかしくない状態を「ガラス」に喩えただけ。会見の中身を見たら明らか。
この吉村知事のツイートを分析すると彼は二重に間違ってることがわかる。吉村知事は「あなたはガラスの天井という言葉の意味を分かってない」という指摘に対して「私は」役所内で女性の地位向上に取り組んでいる(ガラスの天井を破ろうとしている)」と答えて論点のすり替えを行った。おそらく無知を指摘されたことに対して「ガラスの天井の意味はちゃんとわかってましたよ」という嘘を言いたかったのだろう。あくまで「無知」を認めたくなかったのである。続いて出てきたのは新たな言葉の解釈である。「いつ割れてもおかしくない状態」のたとえとして「ガラス」という比喩を使ったという言い訳である。
いや、「ガラスの天井」って、見えないけど破れないことのたとえなんだよ。なんで「いつ割れてもおかしくない」になってるんだ。もう吉村は究極の馬鹿である。そして「いつ割れてもおかしくない」ということなら、大阪の感染爆発は必然的なものだったということになる。そんなもの、おまえらが住民投票をコロナ対策よりも優先させた結果じゃないか。なんでいつまでも言い訳ばかりしてるんだ。早く責任とって辞職しろよ。
オレは大阪府民としてかつてこの維新の会に期待してしまったことを後悔している。彼らが竹中平蔵のパシリであり、大阪中の役所をパソナの出先機関にしようとしている本質を理解した今、オレは断固として反維新の立場を主張したいのである。どうか大阪の人間は目覚めてほしいのである。維新の会を一刻も早く大阪から追放しないといけない。
←1位を目指しています。
前の日記 後の日記