2021年01月08日(金) |
吉村洋文という大馬鹿者 |
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大阪府知事ともあろう人が、まるで漫才のコントのようなツッコミを公開の場で行った。しかも本人は大まじめに発言していたのである。オレはほとほとあきれてしまったのだが、その後のツイッター上の吉村知事の発言を読むとさらに自己弁護を繰り返してるのである。無教養な人間が教養のなさが露呈した時、素直に無知を認めてお詫びするのがもっとも適切な行動だ。しかし、そのような行動をとらず、「馬鹿を認めたくない」ために重ねる言い訳ほど情けないものはない。
小池百合子は国に緊急事態の発令を要請した。その結果、1月7日から一都三県で緊急事態が発令されることとなった。首都圏とあまり状況が変わらない上に死者数では東京を上回る大阪でどうして緊急事態を要請しないのか、オレは不思議に思っていた。その吉村知事も状況の深刻さに東京には遅れたがついに緊急事態要請に踏み切ったのである。
その吉村知事の優柔不断な行動に対して蓮舫は「大阪は昨日今日で感染者が急増したのではありません。今日の宣言対象になぜ早く要請しなかったのでしょうか。」とツイートした。まあ当然の批判だろうし、住民投票なんて不要不急のバカ騒ぎをすることをコロナ対策よりも優先したクソ知事は批判を受けて当然である。
しかし、吉村知事はこの蓮舫の発言の「昨日今日で感染者が急増したのではありません」という部分にかみついたのである。
大阪府の年末からの感染確認数の推移はこのようになっている。
▽1月7日 607人
▽1月6日 560人
▽1月5日 394人
▽1月4日 286人
▽1月3日 253人
▽1月2日 258人
▽1月1日 262人
▽12月31日 313人
▽12月30人 307人
▽12月29日 302人
▽12月28日 150人
6日、7日の2日間で確かに急増してることがわかる。このデータをもとに吉村知事はなんと午後6時すぎ、蓮舫氏のツイートを引用し「昨日と今日で感染者は急増してます。11月以降の大阪の感染状況、事実を確認してから発信して下さい。」と投稿したのである。救いようのない馬鹿である。「昨日今日のことではない」という慣用句の意味を理解せずに「昨日今日のことです」と返したのである。これはまるで漫才のボケとツッコミレベルの発言である。
このことを報じたデイリースポーツの記事は維新応援団よろしくまるで蓮舫に落ち度があるかのような書き方だった。オレは阪神ファンだから時々デイリースポーツを読んでいたが、おまえらは維新のごますりなんかせずに野球の記事でも書いとけよと言いたくなったのである。
「昨日今日のことではない」という慣用句は、「それは昨日や今日に突然起きたようなことではなく、ずっと前から起きていたことである。」という意味である。だから蓮舫の発言の意図は、大阪府のコロナ対策を過去にさかのぼって批判しているのである。ところが吉村知事は脊髄反射的に「昨日今日に急増した!」と返してしまったのだ。とにかく反論したいという気持ちだったのはわかるが、きちんと相手の言ってることも理解せずにその言葉の一片に対して反論して、そして勝った勝ったと大騒ぎするのは吉村の師匠筋に当たる橋下徹のよくやる手法である。オレのようにきちんとディベートを理解している人間からみれば瞬間に論破できる程度のデマゴーグそのものである。
オレはある特殊な事情から吉村洋文に対する批判を少し手加減していた。しかし、知事たる者が言葉の意味を理解していないというのは一国語教師として断じて許せないことである。それでこうして公開の場で批判することにしたのである。
大阪の感染拡大の主原因は維新のコロナ対策が無策だったからである。住民投票にかけたゼニは本当ならコロナ無症状者への検査にあてるべきだったのである。
戦場で兵士にとって一番みじめなことは無能な指揮官のせいで死ぬことである。今起きているのは新型コロナウイルスと人類との戦争である。その指揮官として小池百合子や吉村洋文が有能であるとは全く思えない。もっとも菅義偉という超無能がその上に君臨している時点で日本は完全にアウトである。
自民党内には今の状況を打開できる人材はもういない。かといって野党の中にもめぼしい人はいない。日本はこの国難に対してもう何もできないのである。ただオレには秘策がある。
国民全員に一人50万円配って、「2か月引きこもってください」と人の移動を極端に制限してしまうのである。水や食料、最低のライフラインを維持するための活動以外をすべて停止して引きこもってもらうという方法で感染拡大は止むだろう。中途半端な税金を使い方しかできないから、いつまでも感染が拡大するのである。
残念ながらオレはこの国の指導者じゃないし、何の権力も持たないただの暴言野郎のオッサンである。おそらく今の国難を打開できる本邦で唯一無二の存在だが、休日はのんびりと家で桃太郎電鉄で遊んでるのである。世を憂いながらつぶやくのみである。
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