江草 乗の言いたい放題
コラムニスト江草乗の日記風エッセイ クリック募金にご協力お願いします。

日記目次(検索可能)前日翌日 エンピツ投票ランキング  江草乗の写真日記  ブログ  お勧めLINKS  

ご愛読ありがとうございます。「江草乗の言いたい放題」は読者100万人を目指す社会派コラムです。一人でも多くの方が読んでくださることで、執筆意欲は倍増します。ぜひ、お友達に勧めて読者数UPにご協力ください。掲示板へのご意見の書き込みもお願いします。

2020年12月12日(土) 支配の力学        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan





 1989年(平成元年)12月29日の大納会に、日経平均は38915円87銭を付けた。ところが年明けから株価は暴落した。湾岸危機による原油価格高騰、そして公定歩合の引き上げが株価をどんどん下げ、1990年10月1日には20000円を割り込んだ。それから30年、日本は長い不況の時代を過ごすことになる。その後安倍晋三が首相になって、黒田東彦が日銀総裁となり「アベノミクス」と呼ばれる大胆な金融緩和を軸にした経済政策を導入した。円安になって株価は上昇し、見かけの景気は回復したように見えたが、雇用増のほとんどは非正規雇用であり、正社員はむしろ減少した。労働者の平均賃金は下がり続け、国民はどんどん貧しくなった。一部の金持ちと多数の貧しい人々というように国民は二極化していった。結婚して子どもを育てローンを組んでマイホームを買うという中間層の激減は少子高齢化を加速させることとなったのである。

 江戸幕府は各藩を貧しくするために参勤交代の制度を設けた。支出が多いと余裕がなくなり、軍備拡張などできなくなるからである。農民は搾取され生かさず殺さずの状況に置かれた。江戸時代の日本の人口はほぼ横ばいである。平和な時代でありながら人口が増えなかったのは、農村にはそうした余剰人口を食わせる余裕がなかったからである。「間引き」という形で生まれた子はすぐに殺された。

 どうしてバブルを崩壊させたのか。日本政府は常にアメリカの支配下にある。日本がこれ以上豊かになってはいけないというアメリカ政府の意向でバブル崩壊が仕組まれ、日本の馬鹿な政治家がそれに乗せられたのだと思っている。経済政策を適切に行う能力は残念ながら今の政治家には期待できないし、もちろん歴代の総理にも無理だ。池田勇人の「所得倍増計画」が成功したのは、ベビーブームで人口が増えたことが背景だったと思っている。人口というパイが増えれば市場が拡大するのは当然である。人口の伸びが緩やかになった時、地価の上昇を背景にして担保価値を拡大し、企業に潤沢な資金を供給するという形でさらに日本が豊かになろうとしたことは正しかったとオレは思ってる。もしもバブル崩壊ということが起きなかったら、つまりオレのようなすべてを見通した人間が日銀総裁となり適切な金融政策を行うことで市場をコントロールできていたら、今の日本はとてつもなく豊かな国になっていたはずである。物価の上昇以上に国民所得は伸び、日本企業は時価総額で世界のトップ10のほとんどを独占していただろう。日本が経済成長の結果として世界の覇権国家となっていれば軍産複合体が今のように幅を利かせることはなかったはずである。軍需以外の産業で富を稼ぎ出せるのだから。

 アメリカの属国として支配されることを選んだ自民党のクズどもは指示通りにバブルを崩壊させ日本を長期不況に落とし込んだ。国民を貧しくすることで自民党が手に入れたのが長期安定政権である。小泉純一郎がむりやりに推し進めた郵政民営化の結果、350兆円という巨額のゼニがアメリカの思い通りに使えることになり、そのうち約100兆円が米国債の購入にあてられたのである。小泉純一郎というのは実は売国クズ野郎だったわけだ。そうした政治家の本質にはいつも国民は気づかないのである。ちなみに息子の進次郎はただの馬鹿である。こいつには全く政治の能力はない。

 日本の国債は国民への借金である。日銀が無限に国債を引き受けるという方法で通貨をいくらでも発行できるようになった今、とりあえず国民全員が豊かになれるようにゼニをバラまくべきである。コロナ禍で苦しむ医療従事者への臨時ボーナスは毎月100万円、看護師は20代で年収1000万を超える人気の職業にすればいい。

 国債の金利は0.1%程度だが、国債を発行して手に入ったゼニで東証一部の株を買えばその配当利回りは平均で2%である。日銀は低利で借金して株を買うだけで利益を出すことができるのだ。もしも1%程度の低金利で資金調達できるならば配当利回りのいい株を持ってるだけで巨額の不労所得を得ることができる。誰かオレに年利1%で100億円ほど回してくれないだろうか。そうすればJT(配当利回り7.09%)やみずほフィナンシャルグループ(配当利回り5.63%)の株を購入して配当金で金利を払ってもかなりのおつりがくるのである。日銀は現物株ではなく巨額のETFを購入しているが、直接個別株を買っていれば信託報酬を証券会社にピンハネされることもなく配当金だけで数兆円の収入を得られるはずである。

 こうした錬金術を使うことも思いつかず、愚かな金融政策を継続してるのは日本政府がアメリカ政府のいいなりであり、多国籍企業の下請け機関に過ぎないからである。今の状況を打開する方法は国家を転覆させるしかない。共産党やれいわ新選組がオレを参謀にして選挙を戦って国民の3割の票をとれば政権交代が起きる。誰か三顧の礼でオレを迎えてくれないだろうか。


↑エンピツ投票ボタン。押せば続きが読めます。登録不要です。
応援の投票ありがとうございます。"/←1位を目指しています。PVアクセスランキング にほんブログ村


My追加
江草乗の言いたい放題 - にほんブログ村

前の日記   後の日記
江草 乗 |ファンレターと告発メール   お勧めSHOP エンピツユニオン