2020年11月15日(日) |
コロナよりもカジノが大事 |
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維新の会はどうしてもカジノが作りたかった。林横浜市長が「カジノ白紙」と公約して選挙に当選しながら約束を破ってカジノ推進派となったこと、菅義偉が「カジノを50個作る」と宣言してることなどを振り返って、どうして政治家というのはカジノが好きなのだろうかとオレはあきれてしまう。そんなものを無理に作って何がしたいのか。
カジノがある国とカジノなんかなくても国民が幸福に過ごせている国とではどちらがいいのか。こんな問いはそもそも無意味だろう。ギャンブルで幸福になった人の数と不幸になった人の数を比べれば、絶対に後者の方が多い。
賭博が人を不幸にするものであるからこそ政府は法律で賭博を禁じたのである。競馬や競輪と言った公営の賭博以外のものをすべて禁止にしたからこそ、今は賭けマージャンも野球賭博もみんな刑法上の賭博罪にあたるのである。
維新の会はどうしても大阪市を廃止してその財源を奪い取り、カジノを作りたかった。とにかく松井市長も吉村知事も「カジノ建設」という事業に向かって必死なのである。もしかしたら背後で彼らを操ってる竹中平蔵の指示かも知れないのだ。
吉村知事は何をしたか。Go toキャンペーンの結果何が起きるのか。コロナ再拡大という事態を全く予想していなかったのか。検査数を増やすでもなく、病院を支援するでもなく、テレビに出まくって住民投票のための宣伝を続け、新聞に全面広告を打って大阪マスク販売で稼ぎ、松井一郎や橋下徹らと一緒に「二重行政の解消」「府市合わせ」という抽象的な文言を繰り返して市民をだまし続け、今最も大切な「コロナ対策」をないがしろにした結果が今の大阪の感染爆発じゃないのか。どうして「いつでも、どこでも、何度でも」検査しまくれる体制を作れなかったのか。
日本は新型コロナウイルス封じ込めに失敗した。第三波はまだはじまったばかりである。これからさらに拡大するだろう。この感染爆発の状況下であっても政府はGo toキャンペーンをやめる気は全くない。それはお友達の利益につながるからである。経済を回さなければならないということを大義名分にして無症状感染者を全国に広くばらまいて感染拡大させたのは政府の責任である。政府や行政が本来やるべきことは徹底的な検査と隔離ではなかったか。
中国は青島でわずか11人ほどの感染者が出ただけで全住民の検査に踏み切り、一日200万人以上の検査をして封じ込めたという。安全を確認することで経済を回すという方法が正しいとオレは思っている。ところが日本はいつまでたっても検査数がほとんど増えず、無症状感染者は野放しとなりその結果として安全なはずだった利尻島のような離島にまでGo toキャンペーンの観光客が押し寄せ、クラスターが発生した。今の日本の感染爆発は人災である。強引にキャンペーンを推し進めた政府の責任である。コロナで亡くなった人は政府を訴えるべきだ。誰のせいで殺されたのか。
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