2020年10月29日(木) |
大阪市水道代は値上げ |
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大阪市廃止を問う住民投票が迫っている。賛成は反対派がそれぞれメリットデメリットを主張している中で、大阪市の財政局長が200億を越える支出増のでめりっとを発表したが市長と副市長に詰め寄られて(パワハラ案件)ねつ造だと言わされるということもあった。もう場外乱闘の状況になってるわけだが、ここで一つだけはっきりしていることがある。それは水道代である。
大阪市の水道料金は安い。それは大阪市が自前の浄水場を持っているからであり、しかも送水する区域が狭いのでかなりコストが抑えられているということである。堺市は大和川の水質悪化のために浅香山浄水場を閉鎖した。その結果堺市は大阪府営の水道を使うことになり料金が跳ね上がったのである。
大阪府域と大阪市の水道料金には大きな差がある。さて、その大阪市がなくなるのだ。果たして今の安い水道料金は維持できるのだろうか。否である。それは大阪府としてのバランスを取るために高い方にそろえるからである。大阪市の水道料金の値上げというのは確実に発生するデメリットなのである。
メリットとデメリットを比較した場合、発生するかどうかわからない大きなメリットよりも、確実に発生する小さなデメリットの方が重いということがよくある。そのデメリットがあるから人はそれを回避するために行動するのだ。たとえば大学受験の時に合格するかどうかわからない第一志望校に合格して発生するメリットよりも、不合格なら浪人してしまうという確実なデメリットを人は想定して、それを回避するために受験校を増やしたりすべり止めの偏差値の低い大学まで受験するのである。
大阪市を解散させてどうなるのかはわからない。しかし、存続していれば少なくとも今のメリットは維持される。大阪市はさまざまな行政サービスを独自に行っている。これらは大阪市だからできていることが多い。市が存続すればそれらのサービスも維持できる。しかし大阪市が廃止になった時にどうなるかはまだわからないのである。
行政をスリム化するために各区にある市営プールは半分以上が廃止されてしまう。おそらくその資産は不動産業者に売り飛ばされてマンションが建つのだろう。貴重な市民の財産を売り飛ばし、そのゼニを「自治体の借金を減らす」と称して実は維新と関係の深い業者が儲かるような仕組みができているのだとオレは憶測する。そもそも行政のスリム化の中味は窓口業務をパソナに委託することであり、儲かってるのはパソナ会長の竹中平蔵である。
大阪市の水道代が上がることをあなたは理解しているのか。わかったうえで大阪市廃止を望むのか。それをオレは大阪市民に問いたい。西成区という名称がなくなるのと引き換えに水道料金の負担増を受け入れるのか。どっちを選ぶのかとオレは訊きたいのである。そして水道料金の値上げという確実に発生するデメリットについて何も公表しない維新の会の不誠実な態度にオレは強く怒りを感じているのだ。
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