2020年10月28日(水) |
リニアいらんやん |
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建設工事中の中央リニア新幹線、10兆円近い事業費をかけて工事中なのだが、果たしてそんなものが本当に必要なのだろうか。現行の新幹線でも時速360キロでの営業運転ができるのである。10月27日深夜、次世代新幹線の試験車両である「ALFA―X(アルファエックス)」の走行試験が、東北新幹線の仙台・盛岡間で行われて報道関係者が試乗したというニュースを読んだ。
さて、この次世代の新幹線が導入されれば東京大阪間はさらに時間短縮されるだろう。リニアで名古屋で乗り換える手間を考えれば、そのまま一気に行くのとそれほど大きな違いはないはずである。何よりオレはリニアが怖い。地中深くで突如地震に遭遇したら絶対に助からないのである。リニアの線路内に高温のマグマが流入したら100%死ぬ。それよりもまだ生きのびる可能性がある従来型の新幹線「のぞみ」がいいのである。
人の動きはコロナ以前と以後では大きく変わった。もはやコロナ以前の時代には戻れないのである。オンラインやリモートでできることは移動なんかしなくてもよいようになったのである。それなのにどうしてJR東海はリニアにこだわるのか。そこに巨大な利権が存在するからである。
巨額の工事費の中で政治家のフトコロに入るのは何%だろうか。公共事業には必ず巨額の裏金が存在する。それは金額が大きければ大きいほどでかい。リニアの10兆円事業はおそらく政治家には少なく見積もって仮にその1%でも1000億円くらいのうまみがあるのだろう。だから絶対にやめられないのである。
福島原発の除染事業では請け負った大手ゼネコンがぼろもうけした。実際に現場作業員だったのはどんどん下請けに回される中で最終的に雇用された人たちであり、間に入った会社がたくさん中抜きした結果、作業員に入るゼニはごくわずかだった。この収奪構造は植民地のプランテーション農業でカカオやコーヒー豆を安く作らせて先進国の企業がボロ儲けしている構造と変わらないのである。
中央リニア新幹線はいますぐ中止すべきである。南アルプスをぶち抜くようなトンネルを掘ってどんな影響が出るのか、地下水がどうなるのか実は全くわかってないのである。その工事の影響が大規模な地殻変動につながって大地震が起きる可能性もあるかも知れない。我々は地殻という脆弱な薄皮一枚の上で暮らしているのである。それを考えれば東京での大深度地下の道路建設同様にこのリニアのトンネル掘削の危険性がわかるだろう。
リニアはいらない。そして新規の新幹線もいらない。従来の鉄道技術をさらに進めて行く中で高速化も可能だし、何より今よりも速度を上げてどうするのかと言いたいのである。
オレは「のぞみ」で大阪から東京までたった2時間半で行けることをものすごく速いと思っている。それで十分じゃないか。なんで急ぐのか。そんなに急いでどうするのか。
次世代の新幹線車両が完成すればすべてそれに置き換えていけばいいのである。そしてスピードアップすればいい。速度の違う新幹線を走らせにくいと思ったら、こだまを減らす代わりに在来線を活用すればいいじゃないか。東海道本線に高速の特急や快速を走らせればすむじゃないか。新幹線料金がいらないほうが利用者は嬉しいのである。
オレは怖いからリニアには乗らない。オレが生きてるうちに完成しても乗らない。地震が起きたとしたら絶対に危険である。リニアを止めると発表すればJR東海の株価はストップ高になるだろう。誰もが馬鹿事業と思ってるからだ。
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