2020年09月20日(日) |
維新はヤンキーだった |
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自民党の本質は反社会勢力、つまりヤクザと同じであるとオレはここで書いた。ジャパンライフのような詐欺集団から巨額の献金を受け取っていたということは、犯罪収益をその活動資金にしていたということである。そうしたシノギをやっているということは彼らはまともな集団ではない。国民にとってむしろ害をなす存在である。公共事業の際に税金をピンハネしてフトコロに入れることができる「利権」の存在もすべてがその反社会性の証拠である。もはや国家にとって害悪でしかないのである。
それでは「維新の会」の本質とは何か。維新は巧妙に大阪府民のお上に反発するいわゆる「反権力」の意識を利用して公務員叩きを集票に結び付けた。また「大阪市バス運転手の給与は高すぎる」と市民にアピールしてその給与を大幅に引き下げた。その政策を熱狂的に支持したいわゆる「嫉妬」を行動原理としたのはどんな人たちか。維新支持者というのはどんな集団なのだろうかとオレは考えてみた。
橋下徹は「サイン・コサインなんか社会に出てから使わない」と語って学校で身に付ける知識や教養を否定した。そうしたものを必要とせずに世間知だけで世の中を渡っていけると考えている人たちのことを我々の社会はかつてはヤンキーと呼んでいた。(オレはDQNと呼びたいと思っている。)維新を支持している人たちの中にはマイルドヤンキーやチンピラ文化を愛好する人たちが多い。松井一郎や橋下徹もどちらかというとそうした属性の人たちだろう。
髪を染めたりピアスをしたり祭が好きだったりインテリが嫌いだったりするのがマイルドヤンキーの特徴である。オレはそうした人たちを何人か知ってるが、圧倒的に維新支持者が多いのである。そういえば橋下徹も最初にテレビで観たときは茶髪だったかな。弁護士という職業ではあるが、インテリというよりはむしろヤンキー気質の人間であるとオレには感じられたのである。
マイルドヤンキーは大きなクルマが好きだ。昔はエルグランドだったが今はアルファードやベルファイヤが人気である。喫煙率が高く、パチンコも好きである。大阪には八尾と岸和田という二大ヤンキー集住地域が存在する。岸和田と言えばだんじりだ。年に一度の祭の季節になると街はだんじり一色となり、多くの若者がその時期に先輩からさまざまな大人の習慣(飲酒、喫煙)などを教えられる。ヤンキー文化というのはそうして少し年上の先輩から伝授されていくものである。
大阪というのは人口に占めるヤンキー比率の高い地域である。そうした地域でヤンキー文化を核とする政党が多数の支持を集めたのは、選挙戦略的には予想できる結果である。そしてヤンキー的文化を嫌悪するオレが維新を好きになれないのもまた当然の結果だ。
オレは大阪都構想には反対だ。政令指定都市である大阪市を廃止して、大阪市のゼニがいったん府に吸い上げられてしまいそこから特別区に支給される制度というのは、給料制から小遣い制に切り替わるということである。大阪市民にとって不利になるこのような制度に賛成票を投じる市民がいることがオレには信じられないのである。そういうことだから振り込み詐欺に騙されるのである。
大阪市民は目覚めないといけない。維新の宣伝に騙されることなく都構想の本質を見抜き、投票ではしっかりと「NO」と意思表示しないといけない。大阪市を守るためにどうか全力で反対票を投じてほしい。選挙協力というエサに飛びついて公明党は都構想賛成に回ったが、創価学会員はそんなものに縛られる必要はない。自分の意志で反対票を投じてほしい。大阪市を守るために。
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