2020年08月29日(土) |
河井克行というクズについて |
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仮にも法務大臣の地位にあった者であるならば、自身の選挙区で有力議員などにゼニを配る行為が公職選挙法に於ける「買収」に相当することは知っていたはずである。もしも知らないならばかなりの馬鹿であり、大臣の資格どころか大人として恥ずかしい。それでも彼はゼニを配った。つまり、法務大臣という地位にふさわしくない悪人だったということになる。そういう人間を法務大臣に任命した安倍晋三の責任ももちろん問われるだろう。
さてその河井克行がゼニを配った問題で逮捕されているわけだが、彼は「収賄側が誰も立件されてないのはおかしい」と主張している。ゼニを渡した自分は逮捕され、ゼニを渡したことも認めているのである。贈収賄事件は総法を罰するのが筋であり、受け取った側を罪に問わないのは違法な司法取引であり、このような裁判は無理筋であるというのが河井克行の主張なのだ。
まあ法務大臣の地位にあった者にしてはかなり恥ずかしい言い訳である。少なくとも法をつかさどる者ならば悪法であっても従うべきだし、そもそもおまえが「あいつらに罰を与えないならオレも罰を受けなくていい」などと発言すれば世間から誰も犯罪者がいなくなってしまうのである。おまえは人身御供なのである。生贄なのである。安倍晋三を刑務所にぶち込めないので仕方なくおまえが生贄になってるだけである。あきらめろと言いたいのである。文句があるならおまえの親分に言えよということである。
日本の司法制度はクソである。交通違反の取り締まりなんてむちゃくちゃである。安全にスピードの出せるところでドライバーを罠にはめるような取り締まりを行うのが警察のお約束である。オレは「法の下の平等」など存在しないことを知っている。上級国民なら人を殺しても刑務所に入らなくてもいいし、下級国民なら無実であっても何年も拘束されることもある。オレも上級国民に入れてほしいのだが、残念ながら安倍晋三のケツは舐めたくないので無理である。オレのように政権の悪口ばかり言ってる人間を分類するなら上級とか下級とかではなく「不穏分子」とか「反逆国民」と呼ぶべきだろう。
収賄側の広島県議や首長たちがお咎めなしということに対しても市民団体が告発の動きを見せている。「立件しない」ということを条件に証言を引き出したこと自体をオレはそれなりに評価している。今回の贈賄と収賄を比べれば贈賄の方が100倍悪いわけだし、逆に政治家が利権の見返りにゼニをもらう時は収賄側が圧倒的に悪いと思っている。今回もしも収賄側の広島県の議員たちが一斉に追放されるのならばそれもいいことである。まっとうな若者が次の世代を担えばいいだけであり、世代交代を促進すればいいのだ。
河井克行の政治生命はこれで終わりだが、彼が今後復活できる唯一の方法がある。それはすべての罪を認める一方で、収賄側に罰を与えないことを自分一人を悪者にすることである。どうみてもあいつはそこまでの人格者ではないが。
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