2020年08月11日(火) |
水没中古車に注意! |
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今年は九州で大きな水害が起きた。テレビには水没したクルマが多数映っていたが、その水没車はその後どうなるのだろうか。特に買ったばかりのクルマが水没してしまった場合などは外観は損傷していないことが多いわけである。そのもったいない水没車を安く買いとる業者が存在するらしい。何のためにかというと、車の知識のない素人をだまして売りつけるためである。
オレは過去に何台か中古車を購入している。自分の乗る車は基本的に新車で購入するのだが、それほど頻繁に乗るわけではない家族用(妻がお買い物や実家への往復に使う)のクルマは年間の走行距離も3000キロも行かないくらいなので新車を買う必要はない。親の代から世話になっている自動車修理工場で安い中古車をよくお世話してもらってきたのである。自分のクルマをずっと車検に出してることもあり、信頼関係が築けているので安心している。これまでもずっと付き合ってきたし、これからのこともあるし、何より詐欺まがいのことをすれば地域の評判が悪くなってしまうので絶対にそういうことはできない。クルマは命を預ける商品である以上、信頼がとにかく大切だ。
しかし、そうした善良な業者ばかりとは限らないのが自動車販売の世界である。事故車が事故車であることを隠して売りつけるとか、水没車をだまして売りつける輩が存在するらしい。事故車専門に安く買いたたいて、それをだまして売りつけるという悪徳業者が存在するのである。
九州の水害で大量の水没車が発生したのは事実である。そしてその水没した車両は買い取り業者に二束三文で多く引き取られていったのである。屋根まで水没したような場合は全損扱いとなるからだ。そういうクルマでも外見はわからないようにごまかせるし、故障するとしてもそれが一年後なら中古車の保証期間がもう終わってるかも知れない。たとえ事故車や水没車であってもうまく隠して売ってしまえるのである。二束三文で買い取った車を整備して50万とか100万で売ることができるなら業者はボロ儲けできることになる。そして大規模な水害が起きれば必ず大量の水没車が発生する。熊本県ではおそらく数千台の水没車両が発生しているだろう。それらが水没の事実を隠して中古車市場に一斉に売りに出されるのである。買い付けた業者は遠い北海道や東北でこっそりと販売するのかも知れないし、海外に売り飛ばすのかもしれない。
オレは常人よりもかなり鼻が利くので、水没車ならきっと匂いでわかるだろう。他にもさまざまに見分けるポイントが存在するらしいが、ネットで検索すればそうしたポイントについて教えてくれる記事がたくさんある。
盗難車を裁くブローカーの背後にはたいていヤクザが絡む。もしかしたらこのような事故車をだまして販売する連中の背後にもヤクザがいるのかも知れない。悪質な詐欺販売で莫大な利益を得られるからである。犠牲になるのは常に善良な市民である。
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