2020年08月03日(月) |
まだ定期代を払ってるあなたへ |
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新型コロナウイルスの影響で飲食業、旅行業、鉄道や航空会社の株価は下がりまくりである。もちろん業績悪化があるから仕方ないのだが、オレは近鉄GHD(9041)の株価に注目している。8月3日の終値で近鉄の株価は4120円である。さて、どうしてここに注目しているかと言うと、近鉄の大株主になればなんと近畿日本鉄道全路線のいつでもどこでも乗り放題という定期乗車証がもらえるからである。
たとえば40歳のサラリーマン男性が近鉄大阪線の五位堂から上本町まで通勤しているとしよう。定期代は6か月で99800円である。一年間で約20万円の定期代をその男性は払っている。彼が60歳定年まであと20年通勤し続けると、これから400万円の定期代を払うことになるのだ。
もちろん定期代は通勤手当として支給される。だからその金額が無駄だとは誰も思ってない。しかし、この年間約20万円を一切払わなくてもいいとしたらかなりお得である。その方法を可能にするのが、近鉄の大株主になることなのだ。近鉄株を5000株以上保有していれば、全線無料乗車証が一枚もらえるのである。それで通勤定期の代わりにしてしまえばいいのだ。
4120円の近鉄株を5000株買うためには「2060万円+購入時の証券会社へ払う手数料」がかかる。400万円のために2060万円払うというのは損をしてると思われるかも知れない。しかし、もしも2000万円を預金したとしても利息なんかほとんどつかないのである。それなら年間で1%が確実にもらえる方がいいじゃないか。しかもこの「株主優待」は利息と違って課税されないのである。
株式投資で優待には目もくれずに売買益を狙ってる人にとっても実は近鉄というのはおいしい株である。それは、この全線優待乗車証という優待品を手に入れたい人が権利確定直前に駆け込みで買うので、株価の動きに規則性があって読みやすいのである。それさえ理解すればかなりの確率で勝てる。
近鉄を通勤で利用しない方には無関係と言われそうだが、必ずしもそうではない。優待乗車証は持参人が誰でも使用できる。家族が休日に使ってもいいのである。大阪から名古屋まで行ってもいいのである。お伊勢参りもできるのである。
株式投資している人にとって、コロナ影響下での株価の乱高下というのは稼ぎ時である。多くの銘柄がそれなりの理由をつけて買われたり売られたりしている。だったら自分も理由を見つけて信念をもって買ったり売ったりすればよいのである。
外食産業はこれからも下げるだろう。もちろん下げ止まったところが狙い目になることは間違いないのである。
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