2020年07月24日(金) |
旅行よりも検査にゼニを! |
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オレは自粛したくない。出かけたいのである。旅行したいのである。しかし、今は移動すること自体がまるで悪であるかのように受け取られてしまう。田舎に行くとクルマを破壊されたりするかも知れない。鳥取県では播磨ナンバーの車がいやがらせでナンバープレートを曲げられたりちたという。大阪に住むオレから見れば鳥取も播磨地方も似たような田舎だし、播磨ナンバーの守備範囲の中には想像を超えたとんでもない田舎もある。田舎者がコロナを恐れる感情は強烈である。家に大きく「コロナ」と落書きされたりするらしい。へずまりゅうのような馬鹿ユーチューバーでもない限り故意に感染しているわけではないのに差別されるのである。
東京では小池知事が連休中の外出自粛を求めたという。東京の感染爆発の原因はただ一つ、「予測の甘さ」である。今起きている状況をオレは「人災」だととらえている。感染が収まったかのように思われていた時期、小池知事は検査数を絞りこみ、軽症者向けのホテルの契約も打ち切った。ところが大勢の無症状感染者は若者を中心に潜伏していたのである。小池知事が「夜の街が原因」と判断したのなら、どうして収束しかかってる時に無症状者をどんどん検査しなかったのか。
ニューヨークでは一日6万人のPCR検査が可能となっていて、しかもすべて無料で希望者が検査できるという。韓国でもドライブスルー検査などを導入して検査能力を一気に上げた。どれがどうしてできなかったのか。日本でも検査能力を一気に上げてじゃんじゃん検査していれば今の状況には至らなかったのである。
政府の「Go to トラベル」は予定通り実施された。東京都民を除くと言っても東京都民がどこにも出られないというわけでもないし、旅行に出かける人たちも警戒しつつ出かけるというだけでどこにも安全は担保されていない。
委託手数料が3000億円というこの強盗キャンペーン、そんなものにゼニを掛けることは実に馬鹿げているし、この天下の愚策の結果起きることをオレは悲観的に予測している。これはただの拡散補助事業にしかならないと。
戦争末期、かなり戦況が悪化している中で補給を無視して実施されたインパール攻略作戦によって多くの日本軍将兵が犠牲となった。そんな無茶なことをやめろとどうして言えなかったのか。
外国では普通に使われているロシュ社の高速検査装置をどんどん購入して、それを医療機関に無償で配布し保険適用でじゃんじゃんPCR検査できるようにすれば一日の検査能力は飛躍的に高まるだろう。検査すればするほど利益が出るようにすれば医療機関に資金を援助しているのと同じ効果が上がるだろう。そんなこと与党の連中は全くやる気がないのだが。
国難を利用して金儲けをする連中が政治の中枢にいることが日本の最大の悲劇である。そんな国賊政治家どもには何も期待できないのである。腹が立って仕方がないのである。
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