2020年07月05日(日) |
トイレは休み時間に行け! |
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オレは私立男子校の教員である。男子校で教える前は男女共学の公立高校で教えていた。男子校に移籍して最初に驚愕したことは、授業中にトイレに行きたいと手を挙げる生徒が普通にいたことである。男女共学の高校ではそういうことはほとんどなかった。「授業中にトイレ」というのは恥ずかしいという感覚があったからだろう。それが男子校になると全く平気になるのである。
しかし、ここで問題になるのは「トイレは休み時間のうちに行っておく」という重要なマナーが忘れられてしまうことなのである。「いつでも自由にトイレに行ける」というふうに生徒は勘違いするからだ。
オレの勤務する学校には中高一貫の6年制のコースと、高校から入ってくる3年制のコースがあるが、明らかに中高一貫の6年制生徒の方が幼稚である。もちろん先取り学習で成績がどんどん伸びて賢くなっている生徒もいるが、その一方で高校入試がないということで中学3年になってもゲーム三昧で遊び倒して過ごし、高校生になった時にはどうしようもなく脳が退化している生徒もごくわずかにいるのである。上下の差はどんどん開いていくのである。高校入試を経て入ってくる生徒の方が明らかに「大人」である。
「トイレは休み時間のうちに行っておくべきである」とオレは思っているから、授業中にトイレに行こうとする行為ははっきり言って不愉快である。もちろんそれが下痢でどうしようもないとか、頻尿になる症状の病気なら配慮が必要だが、休み時間ずっと遊んでいたからという馬鹿もいるのである。そういう馬鹿は授業開始直後に「トイレ! 」と許可を求めるのである。本当に情けないのである。
ただ、そういうマナーのなってない生徒が模擬試験を受けると偏差値70を超えていたりする。いくら賢くても幼稚なのは恥ずかしいとオレは思うので複雑な気分である。トイレトレーニングすらできてない生徒は犬にも負けているとオレは思うのだ。「おまえは犬以下か!」と思わず言いたくなる。犬以下なのに難関大学に入れるなんて何かが間違っているのである。
女子の目がないと「身だしなみ」もなってないのである。靴のかかとのところを踏んづけて履く、いわゆる「DQN履き」をしている生徒は公立高校ではまず見なかったが、男子校では存在する。見つけたら必ず注意するが、そういう履き方をしていると「ぼくは馬鹿です」と主張しながら歩いてるのと同じである。カビが生えた異臭のする体操服を平気で着ていて、体臭もめちゃくちゃひどかったりするのである。もういい加減にしてほしいのである。ファブリースをかけたくなるのである。
DQNの三要素というものがある。
1、制服をだらしなく着ているる(腰パンとか、改造とか)
2、カバンの中味が空っぽで、改造してぺっちゃんこにして教科書が何も入らない平べったいカバンを持っている。
3、靴のかかとを踏んづけて履いている。
この3つの条件がそろえば正真正銘のDQNである。「オレは頭が悪いだけじゃなくて性格もだらしないしマナーも悪いぜ!」と周囲にアピールしているようなものである。そしてこのようなDQNスタイルを親が容認した時、もはや親はその子どもを正しい道に戻すことは不可能だ。子がそんな行動を取ろうとしたとき、親は絶対にやめさせるべきなのだ。そこをスルーしてしまった時点で、子どもは親を舐める。もうあとは坂道を転げ落ちるようにDQN化していくのである。男子校に子どもを入れるリスクはまさにそこにある。DQNと出会う可能性が増えるのである。もっとも「共学校」には男女交際のことしか考えてない性欲爆発高校生が男子にも女子にもいるという事実があり、校内で不順異性交遊にふける輩もいるので、男子校だけにリスクがあるわけでもない。
「トイレは休み時間のうちに済ませておく」
こんな幼稚なことを高校生に注意したくないのである。しかし、それが守れないアホが存在するのである。本当に嘆かわしいのである。
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