2020年06月30日(火) |
ホスト遊びはイノチガケ |
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今、首都圏南部(東京・埼玉・神奈川)は新型コロナウイルスの第二波に襲われている。その感染源となっているのはホストクラブなどの夜の街である。風俗嬢がホストクラブに行ってホスト達と濃厚接触し、またホスト同士が職場で濃厚接触して感染の連鎖がやまないのである。ソシアルディスタンスが提唱され、人々が接触しないように注意することが当然の世の中で、そういうルールをなんとも思ってない人たちは夜の街に多い。
テレビで新宿歌舞伎町の様子が映されていたが、歩く人はほとんどマスクなどしていなかった。大阪でアメリカ村や道頓堀の所を歩く人がマスク姿なのと比べると大違いである。これはもう民度の差というしかない。大阪ミナミの方が、はるかに新宿歌舞伎町よりも民度が高いのである。麻生太郎は感染爆発のあるなしを「民度の問題」にしてしまったわけだが、実際の所その物差しは大いに関係しているようである。首都圏南部は今、日本で最も民度の低い地域となってしまったのである。
このようなことを書くと世田谷区や港区の住人から「民度が低いとは何事か!」文句が出そうである。南関東全部が民度が低いと言ってるわけではない。そこに極端に民度が低い場所がスポット的に存在するだけのことである。
ただ問題はこの「風俗嬢→ホスト→風俗嬢」というリングの中で感染が完結していないことである。風俗嬢とオッサンが接触することなのである。そのオッサンは新型コロナウイルスを自宅に持ち込んで家庭内クラスターの原因となる。子どもに感染したらそこから小学校に広がるわけである。すべての感染の根本が「夜の街」であるわけで、小池百合子都知事が夜の街をことさらに問題視し、夜の街の関係者が「他でも感染者は出ている!」と反論しているわけだが、そもそも夜の街の快楽は濃厚接触から生まれるのであり、そこがクラスター化することは防げないのである。
もちろん夜の街も対策は可能である。ホストと客はガラス越しに接客するとか、風俗店は「女性をチラ見できるお店」という形で営業するとかにして、接触そのものが発生しないようにすればいいのである。
それにしてもオレが不思議なのは、ホストに入れあげる女性客である。風俗嬢がせっかく自分のカラダで稼いだゼニをそうしてホストに入れあげ、ホストはそのゼニで高級車や高級時計を買い、何も生産的な行為に結びついていないのである。すべてが「虚飾」の世界であり、何も後には残らないのである。なんで稼いだゼニをきちんと投資して増やしたり、貯金しないのかということなんだが、まあそういうことができないのはDQNの特徴である。
ゼニは正しく使えば自分を向上させることにも使えるし、世の中に役立てることもできる。ただ。政治家の中にはそれを正しく使えない方々が一定数存在するわけで、ゼニをバラまくことで議員という地位を得て、その地位のおかげで莫大な報酬をもらって・・・という形で本人が納得している場合もある。その場合もしかしたら「正しい使い方」になるのかも知れない。
世の中にはゼニで動く人間とそうでない人間がいる。大切な命を、たかがゼニのために失ってしまうことは馬鹿としか言いようがない。イノチガケで夜の街に出かけていく人たちは勇敢な馬鹿である。全裸でスズメバチの巣に向かっていくようなものである。せめてマスクしろよ。
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