2020年06月27日(土) |
嗚呼、阪神タイガース嘆き節 |
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開幕シリーズで巨人に3タテを喰らい、その次の対ヤクルト戦でも負け越し、そのうえ昨年の対戦成績が有利だったはずのDenaにも敗れてなんと1勝6敗、いきなり借金5という惨状の阪神タイガース、もしも観客がいればファンの嘆き節が聞こえてきそうな状況である。高校で古文を教えているオレは、ちょうどその苦境を活かして「今の阪神ファンの気持ちを語るなら、あぢきなしだな」と古文単語「あぢきなし」(思い通りにならない、つまらない)を覚えてもらうのに活用しているくらいである。
他球団の外人選手はいいところで活躍してるのに、阪神の外人はいいところで足を引っ張ってる。その違いが結果に表れているわけで当然といえば当然なんだが、それにしても打たなさすぎる。2軍は好調だそうだからそのまま2軍で4番を打つ井上をボーアと代えてくれよと言いたくなる。
ただ、矢野監督の選手起用に?と思うことはある。それは捕手を梅野に固定しないこととか、福留をいつまでもスタメンで起用し続けてることとかである。年齢的に福留はもう代打にしたほうがいいし、高山を起用したほうが期待ができる。まあいつまでも嘆いていても仕方ないわけだが。
今シーズンは試合数が少ない。そして毎週の6連戦をこれからずっとこなしていかないといけないのである。そうなると投手起用もそうだが、ベテランはできるだけ休ませながら使わないといけない。福留をスタメンで出してるのはバテたら交代させるつもりだからなのだろうか。
ただ、あの暗黒時代を経験した筋金入りの阪神ファンのオレとしては、この程度負けたくらいで焦るわけにはいかないのである。あの頃の弱さはこんなものではなかった。もっと絶望的な負け方を続けていた。まともなローテーション投手はいなかったし、他チームでは控え選手でも阪神では4番というレベルだった。それを思えば、まだ今の阪神は期待できるのかも知れないのだ。
ボーアが打ち始めるのか。ドラフト6位ルーキーの小川は投げるたびに大量失点だが、これから生まれ変わるのだろうか。外国人枠が広がったことは阪神にとってプラスなのかマイナスなのか。阪神ファンは期待と失望が入り混じった複雑な気持ちで眺めている。
甲子園を使えない球児たちを慮って、長期ロードの期間中は阪神も甲子園を使わないという。甲子園でのホームゲームはまだ先の話である。
大歓声もジェット風船もない今期の甲子園球場、何か野球が本質的に違ったものになりそうな気分なのである。もしかしたら凡退を繰り返す阪神の選手たちは、大観衆の応援の中でプレイする快感がないと力が発揮できないのだろうか。そんなことを思ってしまうのである。
さて、ここから阪神は巻き返してくれるのだろうか。それともこのまま沈んでいくのだろうか。悪い予感ほどよく当たるのである。
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