江草 乗の言いたい放題
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2020年06月18日(木) 三重県の暴走馬鹿社長        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan




 クルマで高速道路を運転していると、たまにとんでもない高速ですっ飛ばしていくクルマに遭遇する。それがいかにも速度の出そうな高級外車や日産GT−Rなら納得するが、ごく普通のセダンとか軽自動車なら「命知らずだな」と思う。一般道では法定速度の60キロでも十分に速く感じることが多いし、家の近くの住宅街の道路では制限速度が40キロとなっていてもそんな高速では走れない。歩行者や自転車の飛び出しを警戒しつつゆっくりと走ることになる。

 さて、2018年に三重県の津市で起きた4人死亡事故がある。中央分離帯の開口部を通過しようとして道路沿いの飲食店から出てきたタクシーのどてっぱらに、58歳ソフトウェア会社社長、末広雅洋のベンツが時速146キロで突っ込んで4人を殺したという事故である。

 道路を横切ろうとしたタクシー運転手は、まさかベンツが時速146キロで突っ込んでくるとは思わずに目測で距離とタイミングをはかっただろう。そもそも法定速度60キロの道でそんな高速で走ることがどれほど危険なことか。高速道路であっても146キロは危険である。それが危険でないのはアイルトン・セナとか片山右京であり、末広社長がどんなに運転がうまかったのかはわからないが、少なくとも公道上で人を殺してる時点で運転が下手ということである。すべては結果で判断するしかない。オレは自分の運転に自信があるが、それは「無事故」ということでちゃんと立証されている。

 さて、この146キロの暴走殺人運転に対して、危険運転致死傷罪で検察が起訴するのは当然だが、なんと津地裁の柴田誠裁判長は、「制御困難な高速度」だったが事故の危険性の認識があったとまでは言えないと判断。危険運転致死傷罪の適用は認めず、過失運転致死傷罪を適用し、懲役7年を言い渡した。

 そもそも過失で146キロなんか出せるのだろうか。「過失」というのはついうっかりということであり、ベンツならついうっかり146キロがうっかり出てしまうのか。そんな危険な乗り物なら行動では走れないのである。それはどう考えても「故意」に決まってるじゃないか。

 検察は危険運転致死傷罪で懲役15年を求刑したが、結局のところ過失運転致死傷罪で懲役7年という刑が下されたのである。4人を殺したのにあまりにも軽すぎる判決である。もっとも上級国民なら逮捕もされないわけで、末広雅洋は中級国民程度の扱いだろうか。ちなみに下級国民ならば全身大やけどでリハビリ中でも逮捕されるのである。日本に法の下の平等などないのである。

 柴田誠裁判長は、時速146キロでの運転は「物理的には制御困難な状態だった」と指摘する一方で、事故の危険性については「現実に頭に思い浮かべていた」と認定するには合理的な疑いが残る」と述べている。頭に思い浮かべてるかどうかなどそもそも誰にもわからないだろう。オレなんかは時速30キロでさえも飛び出してきた子どもをはねてしまったら大変だといつも想定しながら走ってるが、思い浮かべることが故意ならば、オレの場合は時速30キロであっても人身事故を起こせば「故意」が成立し、危険運転で最高刑は20年ということになってしまうのである。常に最悪な事態を想定して運転する慎重な性格ほど罰が重いということになり、何も考えずに運転してる馬鹿の方が罪が軽いというパラドックスが生じるのだ。そんなことがあってたまるかである。

 オレがもしもこの殺された4人の身内ならば、絶対に柴田誠裁判長を許さない。おまえは末広社長からゼニでももらったのかと面罵するだろう。もしも街で会ったら必ずぶん殴るだろう。こんな理不尽な判決を出す裁判官の常識は狂ってるのである。そんなサイコパスは裁判官にしてはいけないのだ。

 この暴走ベンツの末広雅洋はこれまでにも暴走を繰り返し、過去に8回事故を起こしてるという。「あいつはスピード狂だ」という証言もある。その高速でも運転がうまかったらまだマシなんだが、8回も事故を起こすということはものすごく運転がへたくそなのかも知れないのである。三重県なら鈴鹿サーキットがあるだろう。暴走したいのならゼニをはらってサーキット走行すればいいのである。公道で暴走するのは迷惑だろう。

 運転がうまかったら事故を起こさない。それは例えばオレのようなドライバーである。この末広雅洋は8回も事故を起こしてるわけで、もうほとんど認知症レベルの下手くそである。そんな下手くそなら制限速度以下であっても危険運転である。存在そのものが危険である。その下手くそにベンツを売ったディーラーも処罰すべきである。危険運転幇助ということで処罰することになれば、高級外車のディーラーは客を選ぶことになり、DQNにはポルシェは売れないなどということになるだろう。

 交通違反の罰は軽すぎる。悪質な運転に対しては殺人罪を適用すべきである。そうでないと被害者が浮かばれないのである。


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