2020年06月13日(土) |
生き残れる企業はどこか? |
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コロナ不況のあおりを一番受けた業種は何だろうか。店舗が休業や時短営業に追い込まれ、売り上げという日銭が入らなくなった外食産業各社はかなり苦しい状況に追い込まれている。中国四国九州に展開しているファミレス「ジョイフル」は200店を閉鎖すると発表した。ロイヤルホストも店舗閉鎖を発表している。すかいらーくグループのように勝ち組と思われているところもかなりのダメージを受けているはずだ。オレはコロナ禍に巻きまれることを恐れて2月末に優待の権利を確定してからクリエイトレストラン(「かごの屋」などを運営する会社)の株を売却したが、その後一時は下げたもののまた株価は持ち直している。さて、ここからさらに一段の下げがあるかも知れないのだが、今後の見通しはどうなRのだろうか。
スシロー、くら寿司などの回転寿司店はかなり週末になると混雑してるようである。そうした店には客足は戻ってきているし、持ち帰りにシフトして売り上げをかせいだところもあるだろう。出前館などのサービスを使って宅配に軸足を置くことも生き残り策としては賢明である。人は食わないと生きていけないし、家で作るのは面倒である。そういうわけで変化した状況にうまく対応できるのはどの店かということになる。
どれだけ売り上げが落ち込み、どれだけ利益が減ったのか。状況が明らかになってくると、生き残れない会社がどこかというのもはっきりする。これに関しては規模は関係ない。規模の大きなところほど固定経費も大きいわけで、倒産危機も十分に考えられる。運転資金が続かなくなって、あわてて融資枠を拡大したところもあるだろうし、それを支えてる金融機関がファミレス倒産のために資金が回収不能となって連鎖倒産なんてことも起きるかも知れない。今はどこも必死で生き残りを模索してるのである。
拡大戦略が失敗してかなり苦しくなっている「いきなりステーキ」はもしかしたら企業存続の瀬戸際になってるかも知れない。関連会社の売却などで生き残りをはかるのだろうか。
オレが心配してるのは閉館を余儀なくされた映画産業である。シネコンを運営している会社の営業成績はどこまで落ち込んでるのか。大きなハコを都心に抱えてるところはその維持経費だけでかなりかかっているはずである。オレがお世話になってるMOVOXなどが閉鎖されると本当に困るのである。
政府が「持続化給付金」を支給する要件をうまく理解して悪用し、給付を受けたかんぽ生命の社員が摘発されている。苦しくなる企業がある一方で、制度を悪用して不労所得をゲットする不届きな輩も存在するのである。もしかしたら暴力団のフロント企業が巧妙に給付金を手に入れてるかも知れない。
街は少しずつ正常化していく。早く日常を取り戻して苦しんでる企業に明るい展望を与えてやって欲しいのである。
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