江草 乗の言いたい放題
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2020年06月07日(日) 誰が人種差別を作ったか?        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan




 アメリカ各地で暴動が発生し、世界中で人種差別反対の抗議運動が広がっている。オレはこの運動を行う白人たちに対してとても複雑な思いを感じるのである。それはどういうことかというと、もともと人種差別なんて概念は東洋にはなかった。そんな価値観を生み出したのはおまえたち西洋人じゃないかと言いたいのだ。

 おまえたち白人がアフリカから多くの黒人を奴隷として拉致した時、彼らのことを同じ人間としてみなしていなかったからこそそうして奴隷として連れ出せのではないのか。アジア人や黒人に対する差別という概念を生み出したのはそもそも白人が他民族に優越しているというおまえらの勝手な思い込みのせいじゃないか。そしてその優越思想ゆえに世界中に植民地を作り、その土地の住民から搾取し、支配してきたのじゃないか。相手のことを同じ人間とは考えず、相手の立場を尊重することもなく、一方的に見下してきたのじゃないか。そんなおまえたちが今更になって「人種は平等」などと偽善者ぶってる姿を見るとオレは吐き気がするのだ。

 かつて国際連盟で日本が提唱した「人種平等宣言」はアメリカやイギリスの反対で否決された。その後日本は日独伊三国同盟から戦争へと突き進んで破滅するのだが、もしもあの「人種平等宣言」が国際連盟で認められていたら、もっと違った歴史が存在したような気がするのである。少なくとも今のような世界が核軍備競争に邁進するような状態にはなっていなかったはずだ。当時、空母機動部隊を運用する海軍力のある国は日本とアメリカしかなかった。その2国が世界のリーダーとなっていれば、戦勝国が勝手にそのまま世界の枠組みを作った今の国際連合ではなく、真に世界平和と自由と平等を目指す機関を誕生させることができたかも知れないのだ。

 人種差別なんて概念は白人が作り出した。そうして相手を下に置くことで自分たちの自尊心を守ろうとした。人種が実は平等であることを一番恐れていたのは実はそれによって自分たちの優越性が覆されることを恐れた白人たちであったとオレは断言する。

 まず白人がしないといけないことは、数百年にわたる黒人への虐待の歴史をすべて振り返って自己批判することだ。イギリスやフランス、ポルトガルやスペインが大侵略国家であった過去を正しく認識し、自分たちの先祖が救いようのないゲス野郎どもであったことを認めることじゃないのか。今のアフリカの貧困のすべてのきっかけは奴隷貿易であり、その償いをこれまで一度もしたことがないことを恥じるべきじゃないのか。

 満州国は「五族協和」というスローガンを掲げた。日本人、満州人、漢人、朝鮮人、蒙古人が一緒になって一つの国を建国するという意味である。満州国は本当にただの日本の傀儡国家だったのだろうか。あの時代、樺太にユダヤ人国家を作ろうと考えた日本人もいたのだ。もしもそれが実現していたら、イスラエルという国は東洋に建国されていたかもしれないし、中東の紛争も起きなかったのである。日本は世界の平和に貢献するために多くのことができていた。差別思想で頭の中が凝り固まった白人なんかに世界を支配させてはいけなかったのだ。

 豊田有恒は小説「モンゴルの残光」の中で、黄色人種が世界の支配者となって人種差別が存在し、白人が差別されて苦しむ世界を変えるためにタイムスリップした白人のせいで世界はもっとひどいことになってしまったと書いた。人種差別なんて概念は白人が作ったもっとも忌むべき悪習であり、それを無くすために必要なことは今起きているような暴動ではない。暴力では世界は変えられない。世界を変えることができるのは連帯である。憎悪や対立をあおることしかできないトランプや習近平のような二流の政治家にはさっさと退場してもらうしかない。




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