2020年05月13日(水) |
さよならジェット風船 |
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プロ野球観戦時のお約束は、ラッキーセブンに飛ばすジェット風船である。日本中で野球観戦の時の風物詩となっていて、風船を製造する企業の利益に貢献していたわけだが、おそらくこの習慣は二度と戻ってこないだろう。
風船は吹いて膨らませるわけで、その時に当然ながら唾液などが風船の中に入るし、それを空中に飛ばせば飛沫が飛び散る。舞い上がった大量の風船からは大量の唾液が飛沫となって観客の上に降り注ぐわけである。どう考えても「アフターコロナ」の世界でそんな習慣が受け入れられるわけがないのである。そうなると、もはやあの行為は二度とやれないのである。もしも風船を飛ばす人がいればまわりから袋叩きになってしまうかもしれない。
コロナ禍により多くのものが劇的に変わる。人間関係や社会の在り方が、アフターコロナの時代にはすっかり変わってしまうのである。人との社会的距離というものが変わるわけだ。満員電車がなくなるのはいいことだが、そうなると鉄道会社の経営は成り立たなくなるだろう。
ジェット風船という習慣がなくなったら、野球ファンは何をすればいいのだろうか。もしもそれに代わる何かを思いつくことができる人がいて、それが人気になればビジネスチャンスである。一攫千金は間違いないのでオレは今必死で考えているのである。みんなが同時に盛り上がれるものならペンライトくらいしか思いつかないのだが。発煙筒を手にもってスモークを出すとかだと吸い込んで体に悪そうだし、大きな音が鳴るものを各自が使うのも騒音公害である。
ジェット風船が野球観戦の時のひとつの必須アイテムだった時代は終わる。それによって得られた収入も完全に失われる。ゴム風船とかを製造していた企業は立ちゆかなくなって倒産するかも知れない。新たな製品を生み出したりしない限り未来はないということになる。
外出時にマスクを着用するという習慣は、これから暑くなっていく中でどのように変わるのだろうか。暑がりのオレとしてはマスクをすることで顔面が暑くなることはまことに困るのである。冷感素材のマスクなんてものがあればいいのにと思うのである。
野球観戦の風景は劇的に変わる。いやその前に、間隔をとって座るなんてことになれば甲子園のアルプススタンドはどうなってしまうのだろうか。隣の人と密着しないと座れなかったあの席はもう使えない。定員を1/3くらいに減らすのだろうか。
アフターコロナの時代、どのように生きるかを我々はこれから示す必要があるのである。
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