2020年04月27日(月) |
道路は三密である |
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学校が休校になったからと言って、教員が出勤しないわけではない。テレワークできることとできないことがある。そういうわけでクルマで家を出るのだが、通勤時の混雑は全く変わらないのである。道路は三密なのだ。どうしてこうなるのだろうか。
その理由としてまず考えられるのは、混雑する電車通勤を避けてクルマで通勤する方が増えているからということである。しかし、電車は今はかなり空いているらしい。だったら危険もかなり緩和されてると思うのだが、「他の人と空間を共有する」ことへの恐怖なのか、電車通勤は確実に減っている。
これまで電車通勤していた人が、自転車やバイクに変更したりしている。そういうわけで道路の上はまさに三密状態なのである。ただ、オレが通勤経路に使うような抜け道裏道コースは空いている。混雑するのは大きな広い道路だけである。だから時間が余計にかかるということではない。
道路が三密になるということは、ガソリンの消費量も増えるということになるがそれは日本だけの現象のようである。世界中で石油の使用が減少して原油価格はものすごく下がっているからである。もちろんガソリン価格も下がっていて、オレが普段入れてるセルフのスタンドではついにリッターあたり121円までレギュラーガソリンは値下がりしたのである。クルマをS660からロッキーに買い替えて少し燃費が悪くなった分は、ガソリン価格の値下がりで取り戻せたような感じである。
空いているのは行楽地、観光地だけのようだが、そこは駐車場が閉鎖されてすべての観光客を締め出す動きが起きている。有名な寺社がどんどん閉鎖され、博物館や美術館が休館になり、映画館も休業してもはや遊びに行く場所が存在しない。そういうわけで今は高速道路や郊外の道路は物流関係のトラック以外はかなり交通量が減少しているのだろう。
他府県ナンバーのクルマが来ると地元民から激しく抗議されるらしい。パチンコのために府県境を越えて出かけるということが問題になったが、これもかなり問題にされているので今後はそうしたクルマは急減していくだろう。
通勤時の道路が三密であるということは、多くのビジネスマンが通勤を必要としているということであり、社会の機能は停止していないということでもある。人の往来を完全に止めてしまうのではなく、ある程度社会機能を維持しながら自粛するという方針を選んだ日本では、通勤時の道路の混雑はそのまま続くだろう。オレは三密の道路としばらくまだ戦うことになるのである。
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