2020年04月26日(日) |
みんなで留年しよう! |
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日本は新型コロナウイルスへの対応を誤ったとオレは思っている。それは検査数が増えてないからである。「もしかしたら感染しているかもしれない」という理由で社会の機能を停止させ、多くの人々の仕事を奪ったのである。
ヨーロッパの各国は何事にも「速さ」を重視した。しかし、日本はあらゆることに出遅れ、そうした失政のツケを国民に背負わせた。もっと早く検査数を劇的に増やしていれば、休校も活動自粛も短くて済んだのである。今の「検査数を抑える」「症状があってもなかなか検査してもらえない」という方針は、「感染しているけど症状のない」多数の人々が街中に動き回ることで、いつまでも終息しないということになる。今の日本のやり方では今年一年はずっとコロナウイルスに振り回され、五輪開催どころではなくなるのである。
ブラジルは経済活動重視に舵を切り、アメリカはもう感染はピークを過ぎたとして自粛を解除し始めた。日本政府は医療崩壊を防ぐためにピークの山をできるだけ低くして、細く長くコロナウイルスと付き合うという選択をしたとオレは思っている。
「細く長く」という選択をした以上、自粛活動は長期になるしかない。そうなると学校は今年度中は再開できないだろう。いや、もう再開しないという決断が必要である。「全員留年」という選択なのだ。そうでないと不公平じゃないか。
来年度はすべての大学や短大、専門学校が入試を実施しないということにし、今年入学した学生は自動的に全員留年という扱いにする。そうして学年進行を1年止めてしまうのである。もう来年度の入学試験はあきらめるのだ。
小中高がすべて学年進行を一年遅らせて、今年の一年はなかったものとして空白の一年にすればいい。そうして、来年3月まではみんなのんびり過ごすのである。もちろん学校が休業しているのに授業料が発生してるというのはおかしいと学費返還訴訟が起きるかも知れないが、そこは国策ですべての学校の教員たちの生活を保障するしかない。
休校中の授業を補おうと必死になるから大変なのであって、「一年間休み」と決めてしまえば、生徒も教員も楽になる。コロナ禍というのは今世界中を覆う災害なのであり、人間の力でどうこうできるものではない。不可抗力なのである。今から一年間冬眠する。そのかわり、生活は保障するという宣言を政府が出せばいいのである。
中途半端に活動再開した場合、この病気を封じ込むことは不可能になる。少し前にオレは「9月入学」という半年の休業を考えたが、思い切って「全員留年」という一年の休業案はどうだろうか。まだどの大学も来春の入試について確たることは言えないのである。
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