2020年03月04日(水) |
アメリカ大統領選挙という茶番 |
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トランプと大統領の座を争う民主党の代表を決めるための壮大な茶番が続いている。今日の状況ではオバマ大統領の時に副大統領だったバイデン氏が一歩前に出たという感じなんだが、これはすべてトランプ陣営の作戦通りである。トランプの政治の方向性と対極にあるのがサンダースである。トランプのこれまでの4年間というのは、金持ちによる金持ちのための金持ちが潤う政治だったのである。貧富の格差はますます拡大し、ホームレスが増加する一方で株価上昇によって富める者はますます豊かになったのである。
サンダース候補は格差の是正、富裕層への課税を訴えている。トランプと真逆の政策を掲げて若年層の支持を得た。トランプにとって、自分の政治姿勢を全否定するサンダースこそが最大のライバルなのである。民主党候補がもしもサンダースになれば、トランプは乾坤一擲の大勝負を受けなければならなくなる。金持ちvs貧乏人という形で、国家を二分した激しい戦いになるのだ。
トランプとしてはそういう戦いを避けたい。ライバルはできるだけ弱いほうがいい。そう考えた彼は、逆に「サンダースなら勝てる!」という発言をすることで、民主党の支持者の切り崩しを図り、バイデンのような中道系候補との勝負に持ち込むことで確実に勝利しようと狙ってるからである。
これは日本でも同じである。自民党にとって最大の敵は、おそらく今のヘタレ野党どもではなくて、「れいわ新選組」である。今、選挙に行かない50%以上の人たちがもしも「れいわ新選組」に政権を取らせようとして投票行動を起こせば、有権者の中のわずか19%の支持しかない自民党は吹き飛ばされてしまうのである。サンダース候補は、日本におけるれいわ新選組のような存在である。急進的ゆえに「社会主義者」扱いされ、変なレッテルを貼られてしまうのである。
トランプとたいして政策路線が変わらないバイデンが民主党の大統領候補になれば、おそらくトランプはたやすく勝利を収めるだろう。大金持ちのブルームバーグでも同じことである。いくら民主党でもトランプと同じような富裕層が大統領になったら、ますます金持ち優遇して貧民から搾取するに決まっている。
オレはサンダース候補を支持する。サンダースはアメリカの希望の星である。銃規制や軍縮、そして大富豪への課税という政策を実行できるのは彼しかいない。彼が大統領になってくれれば、辺野古の基地建設やアメリカからの武器の押し売りをやめさせられるかもしれない。しかし、そのためにはアメリカのATMとなって国民から搾取した税金を貢いでいる安倍晋三というクソ野郎を退陣させることが必要である。
アメリカがサンダース大統領、日本が山本太郎総理という体制が実現すれば世界は劇的に変わる。ついでに習近平やプーチンという独裁者もその権力の座から追放しないといけない。オレがまだ生きてる間に、そんな希望に満ちた未来が実現してほしいのである。このままトランプやプーチン、習近平のようなクズが権力を持ちづづければ、いずれ世界の破滅がやってくることは間違いない。
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