2020年02月02日(日) |
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京都市長選挙で門川大作が当確というニュースがあった。ホテルをじゃんじゃん建てて、地価を上昇させて固定資産税を増やし、相続税が払えないようにして市民に土地を売らせ、その土地を開発業者に提供し、議員たちが利権に群がるという悪循環によって次々と町家は壊されていく。その跡地に投資目的のマンションが建設されるミニ開発で京都は無残な状況になっている。それを食い止めるためにも現職の門川大作には負けてもらう必要があったのだ。しかし、立憲民主党も国民民主党も現職に相乗りした。れいわ新選組と共産党が推薦した福山和人候補を落選させるために、京都新聞にはヘイトスピーチまがいの全面広告が掲載された。
勝つためにならなんでもやる。もしかしたら新型肺炎の騒ぎにかこつけて「投票に行くと感染するから棄権して家にいましょう」というデマを流していたのかも知れない。低投票率の中、組織票を固めた現職有利な結果となってしまった。
オレは立憲民主党の枝野代表に言いたい。どうして国政で全面対決している相手と共闘するのか。国政と地方自治は違うのか。オーバーツーリズムによって住民が困っていることや、京都の伝統文化がむしろ破壊されていることをどう思ってるのか。市バスが観光客によって満員になり、市民の足として機能不全に陥ってることに対してどう感じているのか。現状で問題だらけの京都市政のことを理解せずに安易に現職の支持に回っていることにオレはとても失望している。どうして自民党と戦わないのか。
オレは京都が好きだ。大学生の4年間を過ごした街をオレはこよなく愛している。どうして京都の洛中に高速道路はないのか。それは1978年まで28年間の長きにわたって蜷川虎三知事が君臨していたからである。財界や企業と結託して金儲けに走る無秩序な開発を阻止できたからである。その京都が変質したのは誰のせいなのか。
大学卒業後、訪問するたびに醜悪になっていく京都の姿にオレは失望してきた。どうすれば京都を守れるのか。どうすれば市民の手に京都の自治を取り戻せるのか。そのためには企業の手先となって京都をどんどん破壊している連中と戦える人間が知事や市長になることが必要である。残念ながらオレにはそれだけの力がない。だからオレは福山和人候補が現職を打ち破ってくれることを望んでいたのだ。少なくとも現状の破壊をストップさせてくれることを願ったのだ。
選挙の結果は残酷だ。今の無秩序な開発は止められない。もしかしたら洛中に高速道路が作られてしまうかも知れない。オレはそんな京都は見たくないのである。クソ議員どものフトコロに入るあぶくゼニのために大切なものがどんどん破壊されてしまうことを嘆いているのである。
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