2020年02月01日(土) |
一台27万のタブレット |
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安倍政権は小中学生のパソコン能力向上のために4000億円というゼニを使うことを表明しているが、これがまた新たな利権となっているのである。東京都渋谷区の小中学生には富士通の一台あたりの希望小売価格85300円というタブレットがすでに配布されているのだが、CPUはセレロン、メモリは4GB、ストレージは64GBというそのスペックはとてもお粗末で、これで快適にウィンドウズ10が動くとは思えない。ドンキの19800円PCの方がまだマシである。そんなゴミ、いやタブレットに対して3年リースで27万円も支払っているのである。おそらく半分くらいがキックバックの形で誰かの利権になってるのだろう。納入業者も関わった議員も笑いがとまらないのである。きちんと入札してこのような結果になったとは思えない。はるかに低価格で提供できるのが普通だからである。
税金の無駄遣いというと、大阪府がかつて高校にエアコン導入した時のことを思い出す。とんでもない高額の予算が計上され、全館空調でもない各教室独立型のエアコンに一教室当たり200万円もの巨費が費やされたのである。あの時納入業者は笑いが止まらなかっただろう。おそらくシャープやダイキンやパナソニックといったメーカーがその利権を山分けしたのだろう。
4000億円というゼニの半分以上は実際にかかるコストではなくて誰かのフトコロに入る予定のゼニなんだろう。口利きをしただけで巨額の賄賂を受け取る議員やうさんくさい連中がいるはずだ。
生徒にタブレットを持たせるならば、購入費を支給して個別に買わせるほうがはるかにマシである。壊れれば自己責任で負担してもらえばいい。パソコンやタブレットを教室備え付けとか貸し出しにすると生徒は粗末に扱うに決まってるのである。公共物だから大切にしようなどという殊勝な精神を今の子どもに求めるのは無理だ。逆に彼らは「どうせ自分のものじゃないから」と乱暴に扱うだろう。だからこそ個人の持ち物にすべきなのだ。壊れれば自己責任で買いなおさないといけないことをわからせるべきだ。
親に購入費を支給すれば、必ずそのゼニを他のことに使ってしまう馬鹿親が出現する。パチンコ代に費やす馬鹿、風俗店に行く馬鹿、酒を買うくらいならまだいい。それで違法薬物を購入する親だっているだろう。大学進学のために支給された奨学金を勝手に使い込む親だって世間にはたくさんいるのである。だからこそオレは親に支給すべきであると思うのだ。親に使い込まれてパソコンが買えないということを知った時、自分の親がひどいヤツだったということを改めて知る。そういう理不尽さもまた世の定めなのだ。
小・中学校で自由にネット接続できる環境を手に入れたところでろくなことはないとオレは思っている。どうせこっそりとエロ動画を見たり、SNSに悪口を書いたり、くだらない動画を観たりするのだろう。オレのブログを読むようなまじめな児童生徒はごく少数なのである。とても残念なのである。
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