2020年01月18日(土) |
ロッキー購入その後 |
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今、コンパクトSUVは大人気である。ドイツのVWはT−Crossという排気量1000CCのコンパクトSUVを昨年暮れに発売した。そしてオレがホンダS660を手放して手に入れたダイハツ・ロッキーは兄弟車のトヨタ・ライズと合わせると12月の新車販売ランキングで1位になったのである。他のダイハツが生産してトヨタで販売されているクルマもよく売れている。
12月の販売台数ランキングは
1位 ライズ/ロッキー 1万2631台
2位 ルーミー/タンク/トール 1万1939台
3位 カローラ 9184台
となっているのである。
これまでオレはカルトな不人気車ばかり乗り継いできた。またずっとMT車にこだわってきた。それが今回流行のど真ん中にやって来たのである。最近流れる車のCMはSUVばかりである。スバルXV、ホンダヴェゼル、トヨタC−HR、マツダCX−5などのCMが頻繁に流れ、もちろんロッキーのCMもよく流れている。しかしオレは前からSUVが欲しかったのだ。あの月面探査車のようないすゞビークロスが欲しかったのである。それで今回ロッキーを選んだわけだが、そういうオレの希望に世間が追い付いてきただけだとオレは勝手に思っている。オレが流行に合わせたのではなくて、流行がオレにやっと追いついたのである。
ずっとこだわってきたMT車をやめて今回AT車であるロッキーを手に入れてイージードライブの世界にはまりこんだ結果大きく変わったことは、運転が慎重になったということである。横断歩道で一時停止するのもATならシフト操作が不要でラクチンだし、物陰から直前に不意に飛び出した歩行者に対してもクルマの方が検知して警告音で教えてくれる。そういうわけでこれまでは「クルマを操縦している」という気持ちでいたのが、今は「常にクルマに叱られている」という状況になったのである。
スマートアシストが標準装備なので、車線を区切るラインを踏んだら叱られるし、高速で速度が上がりすぎると叱られる。信号待ちしていて、前車が発進して車間距離が5mくらいになると叱られる。そうして一日に何度も叱られながら安全運転を強いられるのが最近のオレの運転状況なのである。
ゲートがあってバーが開くタイプの駐車場で発券機から出た駐車券を取る際に、S660ではたびたび「手が届かない」ということが発生した。さすがにそういうことはなくなったが、車が大きくなった分、発券機に近づくときにぶつからないように意識するようになった。軽自動車に乗っていたこれまでよりも「クルマの大きさ」を意識することが増えたのである。
メーターパネルの中の燃費表示は13.5Km/Lくらいだが、満タン給油して計算した結果は14.5Km/Lくらいになる。市街地でこんなものだから、高速道路を走ればもっと伸びるだろう。同じコンパクトSUVのVWのT−Crossと同じ排気量であっても、車両重量ははるかに軽いし、何より100万円安いのでコスパでは完勝である。もっとも向こうはロッキーなんか眼中にないと思うが。
走行音もこれまで乗ってきた歴代のクルマと比較すれば(そもそういう比較がナンセンスで馬鹿げたことだが・・・)かなり静かだし、i−Podを接続して音楽を楽しむこともできる。交差点で信号待ちの時はアイドリングストップする。通勤時にはかなり道路は渋滞するわけで停まってる時間も多い。今、表示されるアイドリングストップの累計時間を見て思うのは、自分がこれまでいかにガソリンを無駄に消費してきたかということである。
運転していて快適だし、楽しいし、荷物がたっぷり詰めるし、遠くに出かけたくなる気分である。これで3〜4泊の旅行に出かけたい。長い休暇の時には長期間の旅に出たくなる。後部座席を倒して、助手席を前に倒せば大人一人が寝られるくらいの空間が確保できる。そこに寝られるようにマットを敷いて、道の駅なんかで車中泊しながら遠くに行きたくなるのである。
もうすぐオレにも定年退職して悠々自適の日々がやってくる。その時にはこのロッキーを友にして、気ままな旅がしてみたいのである。軽くアクセルを踏むだけで軽快に加速し、きびきびとオレの意のままに走ってくれる相棒を手に入れてオレは大満足なのである。
←1位を目指しています。
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