2019年10月17日(木) |
ユニクロの馬鹿と柳井会長 |
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オレはあべのキューズモールにあるユニクロで限定商品を買おうとしていた。ユニクロで販売されているEZYアンクルパンツという商品のSサイズは、小柄なオレにとってちょうどいいサイズなのである。それが限定特価で2990→1990円になっていたのである。
オレは棚からSサイズを探した。なぜか取りやすい一番下の棚にはXLというオレには無縁のサイズが大量に入っていた。そしてLサイズはその上に入っていて、もっと小さなサイズはオレが背伸びをしても届かないような高さに入れられていたのである。どうしてそんな並べ方をしているのか。
オレは近くにいた店員に「脚立とかありませんか?」と訊いてみた。すると「高いところのものは声をかけてもらったら取りますので」ということだった。いちいち店員に声を掛けないと取ってもらえないようなところに陳列しているということはそもそも間違いではないのか。それでオレは「どうして大きいものが下にあって、小さいものが上にあるのですか」と訊いてみた。するとその店員は、「これがうちの並べ方ですから」と答えたのである。つまり、小さいサイズのものはオレのような背の低い客が届かないような高さの棚に入っている仕組みがユニクロのデフォルトなのだ。オレはユニクロというのはとんでもなく馬鹿な店だと思ったのである。いちいち店員を呼ばないといけないというめんどくささが販売機会を逃すことにつながるのである。
末端の販売店がこのような販売方針でいることを柳井正会長は知ってるのだろうか。知っていれば彼はどのように感じるだろうか。
同様の陳列方法は、松原市にあるイズミヤ松原店の靴売り場でも行われている。一番小さなサイズが一番上の棚に置かれていて、オレには手が届かないのである。どうしてこのような商品陳列の仕方をするのだろうか。オレは本当に理解に苦しむのだ。
身長180センチ以上あるような人々は、日常生活の中で手が届かなくて不便に思うようなことはないのだろう。今は男子トイレの小便器が床まである細長いタイプなので問題ないが、昔あのアサガオが腰くらいの高さだった時、子どものオレは使えなかったのである。ドイツを旅行した時にめちゃくちゃ腰高のアサガオに遭遇し、斜め上方に向けてオシッコすることの不可能に絶望したことがある。とにかく世間は背の高い大人をデフォルトなのである。
オレは今、S660という車高の低いクルマに乗っている。入るときにチケットを取るタイプの駐車場で閉口するのが、その機械の駐車券差込口がやたら高い位置についていることである。絶対に無理だと思った時は、少し離れた位置に停めて、ドアを開けて降りて行って駐車券を差し込むのである。座高が高くて手も長い人間がデフォルトであるという設計思想なのだろう。オレにとっては不便なことこの上ないのである。
ユニクロの商品陳列方法は決定的に間違っている。その愚かさに店員もそして柳井会長も気づいていないのである。このように客への配慮に欠けた企業は遠からず滅びるだろう。オレはそれを予言したい。
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