2019年09月30日(月) |
阪神がCSに勝つ方法 |
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シーズン最後にまさかの6連勝して、阪神タイガースは3位となりCSへの出場権を得た。阪神ファンのオレはこの事態を喜べないでいる。それは今季の阪神がとてもCS出場するにふさわしいとは思えないからだ。貯金もわずか1である。かろうじて5割を超えたというだけで、そんなものがCSを勝ち抜いて日本シリーズなどありえないと思うし、おそらくはCSであっさりと巨人に敗れ去ると思うので、それなら広島が3位になってCSに出るべきだったと思うのである。
さて、阪神の最初の相手は2位のDenaである。これはもしかしたら勝つかもしれないし、たぶん勝つだろうとオレは思っている。そうしたら巨人と当たるわけだ。そこで勝ち抜くために阪神には秘密兵器がある。それは藤浪晋太郎である。
藤浪の武器というのはやはり「ノーコン」である。巨人の投手起用は初戦必勝で来るだろう。だったらその勝負に藤浪を先発させるのである。そしてわざと負けるのだ。勝てそうな投手をそこで浪費する必要はない。相手が一番いい投手、阪神に強い投手を繰り出してくる試合はわざと負け、その上で残りの試合を勝てばいいのである。
昔のアニメで「侍ジャイアンツ」という作品があった。そこで主人公の番場蛮は紅白戦に登板し、デッドボールで対戦相手をみんな倒して出場不能にして試合に勝つのである。それを実際にできるのは藤浪晋太郎しかいないのだ。
ただ、あっさり負けるのは面白くない。そこで藤浪を登板させると彼はノーコンなのできっと何人かの巨人の主力選手にあの剛速球をぶつけてしまうだろう。そのケガがもとで残り試合を欠場するということになるかも知れない。もちろんこれは卑怯な作戦である。しかし藤浪の場合それは故意ではない。必死でストライクを入れようと思ったボールが死球になってしまうのである。それが藤浪晋太郎である。
藤浪ほどメンタルの弱い選手はプロ野球界には他にいない。投手がバントの構えをして打席に入った時、ボールを絶対に当ててはいけないと焦るあまりなぜかぶつけてしまうのが藤浪である。絶対に投げてはいけない球を、魅入られたように失投してしまうのである。どうしてそんなことになるのかオレにもわからないのだが、きっと藤浪本人にもわからないだろう。そういうわけで彼はきっと何人かの巨人の選手をケガさせることとなり、結果的に残り試合の阪神を有利にするのである。
藤波は二軍の紅白戦でも登板機会をなかなか与えられないそうである。それは自軍選手にぶつけてしまうという危険があるからだ。練習中に自軍投手から受けた死球でけがをしてしまうなんてアホらしくてやってられないのである。もちろん試合相手のチームの選手も藤浪と対戦したくないだろう。
そんな猛獣のような藤浪をコントールできたのは、大阪桐蔭でバッテリーを組んだ森友哉だけである。森友哉は今季パリーグ首位打者となった。西武は森友哉をドラフト2位指名で獲得している。阪神は森を指名できるチャンスがありながら見送ってなぜかその年はドラフト4位で梅野隆太郎を指名している。確かに梅野はいいキャッチャーである。しかし、森友哉は阪神に絶対的に欠けている「4番打者」である。どちらを指名すべきだったかはもう明らかである。まあそんなことはもうどうでもいい。
オレは今年の阪神はBクラスでやむなしと思っていた。その阪神がCSに出られることとなった。もともとなかったチャンスである。だったらダメもとでいろいろやってくれよと思うのである。藤浪の先発もその一つである。
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