2019年09月12日(木) |
発狂老人との遭遇 |
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オレはいつものように朝の出勤のためにクルマを走らせていた。渋滞する幹線道路ではなくて抜け道となってる狭い道を歩行者や自転車に注意しながら運転していたのである。あまり速度は出せないが、信号は少ないし、渋滞もしない。だからオレはこの抜け道を利用しているのである。
しかし、幹線道路ではない道には別のリスクもある。それは歩行者や自転車が信号を守らないことである。赤信号でも堂々と突っ込んでくる自転車や歩行者に注意しつつ運転しないといけないのである。
今朝もオレは信号無視の無法者の老人に遭遇した。オレが青信号で直進しようとしているわりと大きな交差点で、右からやってきた自転車の老人は、悠然と止まる気配もなくオレの目の前に突っ込んできたのである。オレはいつでも停まれるような速度で走りつつ、全く止まる気配もなく信号無視して交差点に突っ込んでくるその無法な自転車の老人に対してクラクションを鳴らした。老人は交差点のど真ん中で停止したのでオレはそのまま交差点を直進したのである。
オレのクルマが通り過ぎるとき、そのジジイは何か罵声を浴びせてきた。もちろん窓を閉めてるので何を言ってるのかよく聞こえない。オレはその罵声を無視してそのまま進んだのだが、なんとジジイは自転車でオレのクルマを追ってきたのである。がむしゃらにペダルをこいで追いかけてきたのだ。オレにクラクションを鳴らされたことに逆ギレしたに違いない。
もちろんクルマから降りてそのジジイと戦うというのも一つの選択肢である。しかしオレは平和主義者なのでここは逃げるしかないと思ってクルマを加速し、前にクルマが走ってなかったこともあってオレはジジイを無事に振り切ったのである。
さて、信号無視して交差点に突っ込んでくる自転車のジジイに対してオレがクラクションを鳴らしたことは間違った行為なのだろうか。そもそもこのジジイはどうして信号無視したのだろうか。もしかしたら認知症で目の前の信号の意味を理解していなかったのかも知れない。そしてクラクションを鳴らされた理由も自分の信号無視ではなくてオレの方が無法者であると曲解したのかも知れない。
このような無法者であっても、もしもぶつかったらクルマの方に過失があるとされてしまう。そのような法律はとても理不尽だと思うのである。故意に信号無視するような歩行者がはねられた場合は自動車側の過失はゼロにして、そのうえで車の損傷を歩行者に賠償させる制度を作ってほしい。もしもオレの目の前でそんな無法者の自転車や歩行者が信号無視してクルマにはねられたのだとしたら、オレは裁判所できちんと「歩行者が信号無視した!」と証言したいのである。
さて、オレに罵声を浴びせてきたこの発狂老人だが、もしかしたら同じ交差点でまた遭遇するかも知れない。無用な争いごとを好まないオレは、しばらくは違った道で通勤しようと思ったのである。
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