2019年09月11日(水) |
日産というダメ会社の末路 |
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日産自動車の西川社長が、自分への報酬を水増ししていた疑惑で辞任することになった。会社を自分の財布にしていたゴーンを追放した彼が、同じように会社からもらえる報酬をごまかしていたのである。西川社長とゴーンの共通点ははからずも会社よりも自分のゼニを優先したことだった。
以前にこのブログで書いたことがあるが、日産自動車の業績回復はゴーンの手柄でもなんでもない。ただ単に下請けメーカからの部品の納入価格を値切って、従業員をリストラしてそれで達成しただけである。よそから利益をもぎ取ってきただけなのだ。
自動車メーカーが業績を回復するということは、本当ならよいクルマを作ってそれがよく売れて、多くの人を喜ばせて達成するものである。しかし日産にはそれがなかった。看板車種であったスカイラインは、今はほとんど売れない不人気車種になった。鳴り物入りで登場させた電気自動車の初代リーフは、バッテリーが劣化して役立たずとなって中古車市場で投げ売りされている。
ゴーンも西川も愛社精神などカケラもなかった。彼らは二人ともどうやって会社のゼニをフトコロに入れるかだけを考えていたのである。社員の給与を削ってその分を自分の報酬にするという悪代官タイプの経営者だったのである。そんなクソ野郎がトップの会社のクルマなんか買いたくないのである。
オレは過去に日産車を何台か購入している。オレの筆名である「江草乗」がそもそも日産のかつて販売していた2ドアクーペ、日産EXAから取られたものであり、そういう意味で日産自動車とは深い関係があるわけだが、そんなオレも2000年にEXAを手放して以来日産自動車との縁は完全に切れたのである。
そもそも今の日産に買うべきクルマはあるか? かつては美しかったフェアレディZも今はアメリカンなマッチョでケツでかのクーペになって不細工そのものである。そこそこ売れてる日産車と言えば、エンジンで発電して走るノートeパワーと、手ごろなサイズの1BOXカーのセレナくらいである。マーチとかキューブ、そしてエルグランドなどのかつての人気車種も今は絶滅種なのである。せっかく売れてもライバルが出現したらもう必ず負けるのである。
モデルチェンジのたびにどんどんカッコ悪くなるのが日産車の特徴である。せっかく人気車種があっても、なぜ売れてるのかを理解せずに台無しにするのが歴代の経営方針だった。どうしてそんなにダメなのか。それは経営トップが愛社精神に欠けてるからである。およそ自動車メーカーのトップにはふさわしくないただの合理主義者が、日産の魂のような大切なものをぶち壊して社員のやる気を奪い続けてきたのである。
オレは日産という企業には未来はないと思っている。だから日産の株はもうとっくに手放したし、日産がこれから出すクルマにもなんの期待もしていない。次に買うならホンダ車かマツダ車にしようとオレは思っている。
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