2019年09月01日(日) |
ブラジル大統領は正しい |
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世界は白人のためにあるのではない。アマゾンの熱帯雨林は地球環境にとって必要だが、その前にその土地の主権はブラジルなどの南米の諸国にある。そこをどう利用するかは内政問題である。グリーンランドを領有するデンマークや自治政府が、氷を全部溶かして土地を利用したいと主張したら、世界はそれを阻止できない。
オレは白人というのは歴史上世界で最もろくでもない連中であったと思っている。彼らはアフリカから大量の黒人を奴隷として連れ去り、アフリカ諸国を植民地として搾取の対象としか考えなかった。彼らにとってアジア・アフリカはあくまで搾取の対象であり、そこに住む人たちは対等な人間であると考えてなかったのである。フランシスコ・サビエルは日本にキリスト教を布教しにやってきたが、ポルトガル人の真の目的は日本を植民地することであり、大量の奴隷を連れ去ることだったのである。だから徳川幕府の鎖国という方針は間違っていなかったのである。
豊田有恒はその長編SF小説「モンゴルの残光」の中で、モンゴルが世界征服を果たして黄色人種が世界を支配しているという世の中を書いた。そこでは白人が差別を受けて虐げられていたのである。日ごろの鬱憤を晴らしてくれたような感じで読んでいてなんだか痛快な気分になったことを正直に答えたい。
EU諸国に多くの移民が集まったのはなぜか。自国で食べていけないような状況にされてしまったからやむなく移民したのである。もしも移民送り出し国にちゃんと働き口があって高給が保証されていれば、わざわざ外国に行く必要もない。
シリアで行われているロシアとアメリカの代理戦争のために多くの難民が発生し、生きるために国を出ることとなった。どうして代理戦争が終わらないかというと欧米の兵器産業が儲けを出したいからである。自分たちの金儲けのためなら人がいくら死んでもいいという連中がアメリカやヨーロッパにはたくさんいるのだ。
トランプ大統領はアフガニスタンから米軍を撤退させようとしている。アメリカが世界の警察であるということをやめて自国第一主義に傾いているわけだが、代理戦争自体をやめようとしているわけではない。兵器を売りつけるビジネスはアメリカの重要産業であり、別に戦争をしなくても武器を売ることで稼げる。北朝鮮の脅威をあおるだけで日本は武器を買ってくれるし、中国が軍拡すればするほど周辺諸国にその脅威をアピールできるのである。
日本が世界にアピールできるとすれば、アメリカの同盟国でもなく中国の敵でもなく、中立の立場で平和を訴えることしかない。武器を輸出するのではなくて生活を便利にする豊かな製品を世界に輸出することで世界の人々を幸せにすることである。ブラジルが熱帯雨林を焼かなくてもいいようにすることだ。世界の国々が軍事費に無駄に浪費しているゼニをなくせば、それだけ多くの人を幸せにすることができる。その役目は日本が果たさないといけないとオレは思っている。
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