2019年08月18日(日) |
ラップ口座にだまされるな! |
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個人客をゴミ扱いして搾取の対象としか考えていないクソ会社、野村證券が最近しきりにテレビで「ラップ口座」のCMを流している。野村證券が高齢者にしつこく売買させて手数料を巻き上げ続けて結果的に多くの損害を与えた事件はこれまでに数多く起きていて、たびたび新聞でも報道されてきた。それは大企業には損失補填するのに個人客はゴミ扱いしてきた社風によるものであり、このような体質は絶対に変わらないとオレは思っている。
どうしてラップ口座がダメなのか。それをこれから説明しよう。
きっと多くの金融知識のない人々は「プロが運用してくれるから安心」だと思ってるだろう。とんでもない話である。プロの運用というのは限りなく日経平均の変化通りにしかならないのである。全体相場が下がってる時にはほとんどの投資信託がマイナスの運用実績になる。そんなことなら日経225とかのような日経平均に連動してる金融商品を買えばいいだけである。少なくともこれから日経平均が右肩上がりで上昇し続けると思っているおめでたい馬鹿だけが「ラップ口座でもうかる」という勘違いをしてるのである。
ラップ口座というのは、運用成績がプラスでもマイナスでも必ず一定の手数料が証券会社にピンハネされるのである。もしも個人で株式投資すれば買った株が値上がりすればその分だけもうかるわけだが、ラップ口座の場合はその儲かった分から手数料がピンハネされる。そして値下がりした場合、その値下がり分に加えてやはり手数料がピンハネされるのである。
ラップ口座というのは証券会社が必ずもうかって、顧客はもしかしたら儲かるかも知れないけど、損をする可能性の方が高いというクソ金融商品なのである。まあ一種の詐欺商法であるが、その詐欺は金融庁には公に認められいてるわけで、国家が認めた詐欺商品であることは間違いない。
オレは最近は優待の充実している株しか買わない。それはもしも株価が値下がりしても長期的に保有することでトータルではプラスになるということが確実だからである。たとえばオレは「かごの屋」などの和食ファミレスを運営している「クリエイト・レストランツ・ホールディングス」の株主だが、株価が1280円程度の時に100株購入して、年間に2回、3000円ずつの優待お食事券を受け取っている。現在の株価は1600円程度である。すでに値上がり益が3万円以上ある上に、毎年6000円の優待券と、さらにそれほど多くはないが配当金まで受け取っているのである。野村証券のラップ口座なんかに騙されるよりもはるかにこのような株を買うほうが得である。
田舎に住んでるから優待もらっても使える店がないという場合は、配当利回りの高い銀行株を買えばいいのである。銀行に預金してもほとんど利息は付かないが、銀行の株を買えば確実に配当がもらえる。
日本の株価は日銀がETFを買いまくり、年金資金によって買い支えられた官製相場である。その中で値下がりしにくい株というのは配当金や優待という実際の価値に連動しているものだけである。官製相場が崩壊してもそうした「実利のある株」は価値を失わない。ところがラップ口座なんかに投資した人たちはそのときは有り金をごっそり巻き上げられてしまうのである。日経平均が半分になれば投資したゼニも半分になるのだ。そんな詐欺商品にだまされてはいけないのである。
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