2019年08月05日(月) |
ケンカをやめて〜 |
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「ケンカをやめて〜 二人を止めて〜」
このフレーズに反応するのはきっと50代以上の高齢者である。いま世界はいろんなケンカが起きている。習近平VSトランプ 日本VS韓国 イランVSアメリカ などそこらじゅうでケンカが起きているのである。なんでこんなことになってしまったのだろうか。どうして時代に逆行するようなことがどんどん起きてしまうのか。
日韓の対立の発端は慰安婦問題だという。多くの朝鮮半島出身女性が太平洋戦争中に従軍慰安婦となった。これはまぎれもない事実である。だから「従軍慰安婦などいなかった」などと発言する右翼の連中や一部の政治家の発言は無知蒙昧のレベルである。
当初、慰安婦を募集した時に応募した日本人の女性の多くはそれを「自分たちのようなものでもお国のために働ける」という意識だったという。ところが彼女らは平均的に高齢で、若い女性は圧倒的に不足していた。それで女衒たちが暗躍して貧しい家の娘を甘言でだまし、親にゼニを渡して連れ出した。それが真実ではないのか。朝鮮半島出身者だけではなくて、東北地方の貧しい農村などからも多くの女性が慰安婦として戦場に送られていたはずである。だから慰安婦の問題は、韓国政府と日本政府の外交問題ではなくて、戦場に於ける性暴力の問題なのである。
もっとも慰安所で働かされていた女性たちはその売春の対価として金銭を受け取っていたわけで、これは韓国政府が主張する「性奴隷」の概念とは違っている。自ら望まない性労働を強いられた女性がたくさんいたということで、女性の人権問題であり、日本人の中にもいた元慰安婦の女性と韓国の元慰安婦の女性は連帯して日本政府と交渉すべきであったとオレは思っている。
元慰安婦をイメージした「少女像」を韓国の日本大使館の前に設置することで韓国政府は問題を矮小化して、「日本軍や政府が悪」というイメージを宣伝することで政治家が自らの支持につなげようとしている。だったら日本政府も、日本人女性も多く慰安婦として戦場にいたこと、その悲劇を訴えるための「嘆きの少女像」を作成すればいいのである。満州でのソ連軍による虐殺や暴行、強姦。そして朝鮮半島経由で帰還する日本人を襲った韓国人による暴力、中国に在留していた日本人が大量虐殺された通州事件などを、特定の国や組織を批判するためではなくて、そうした悲劇が実際に起きたこと、繰り返してはなないことを訴えるべきではないのか。
韓国の過去の政治家は自国民を大量に虐殺してきた。朝鮮戦争中の保導連盟事件による犠牲者は100万人を超えるという。そうした過去の黒歴史をなかったことにするためには、歴史教育というものを壮大なフィクションにするしかなかった。そのウソ歴史の中で日本は敵役として常に描かれてきたのである。朝鮮戦争が起きたのは日本のせい、李氏朝鮮王族の血統が途絶えたのは日本のせい、韓国が近代化したのは自分たちがものすごくがんばったからということなのである。そのウソ歴史の歴史観をそのままに信じている無知な男がついに大統領になって、関西弁でいえば「いきってる」だけなのである。まあ国家のトップの馬鹿さでいえば日本も同じ程度なのでだが。
ケンカして得することは一つもない。日本政府の「輸出管理」の最大の理由は、韓国に輸出されたものが北朝鮮に流れて大量破壊兵器の生産に使われることである。その最大の理由について公式に発言しなかったのは「武士の情け」である。
しかし、この「武士の情け」が通用するのは残念ながら武士道精神や騎士道精神が通用する人たちだけなのである。ウソばかりついてる卑怯な連中や、もともと武士道なんて理解できない利己主義に凝り固まったクソ野郎にはこんな高尚な概念は理解不能なのである。戦時中、日本本土を空襲するために飛来したB29を援護するために飛んできた戦闘機の搭乗員は、地上近くを機銃掃射して日本人を虐殺した。彼らにとって虐殺はただのゲームであり、相手が女性や子供であっても面白半分で平気で殺害したのである。武士道精神を持たない兵士にとって、戦争というのは武器を使って弱いものを殺すただのゲームである。
さて、世界で起きてるこのケンカ、残念なことに当事者たちはみんな大局的な判断のできない馬鹿ばかりである。馬鹿のせいで困るのはいつも常識ある人たちである。
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