2019年08月02日(金) |
この暑さは殺人的だ |
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オレは今日、ほんの100メートルほど外を歩いて死にそうになった。銀行に行くためにクルマで出かけて、駐車場にクルマを入れて、そこから銀行までの100メートルほどを歩いただけで死にそうになったのである。なんて暑さだ。ここはもしかしてサウナなのか。こんな暑さの中で人が活動してるのか。そもそもここで生きることができるのか。
考えたらオレは今、常に冷房が効いた空間で過ごしている。家でも寝るときには冷房を入れてるし、クルマのオートエアコンの設定温度は19度である。がんがん冷やしていないと生きていけないのである。
職場の学校ではもちろん職員室も教室も冷房が入っている。電車に乗ると効きは悪いけどいちおう冷房してある。学校で暑さを感じるのは外に面した渡り廊下を歩くときくらいである。だからたまに外を歩くと死にそうになるのである。
この暑さの中を通勤のために10分も15分も歩くということがそもそも可能だろうか。生徒たちが学校から駅まで変える道中で熱中症でそのまま行き倒れなんてことになったらどうすればいいのだろうか。それほどにこの暑さは殺人的である。
こんな暑い日本で本当に東京五輪ができるのか。大阪万博ができるのか。なんで五輪は夏と決めたのだ。暖かい国で冬にやればいいのである。今の日本は冬こそが野外活動に快適な温度なのである。昔と違ってさほど寒くないし、雪も降らずに気候も安定しているからだ。
甲子園の高校野球も夏はやめるべきだ。あの暑さの中で野球をやらせるのは明らかに虐待である。絶対にオレの子供には野球はさせたくない。オレは大学生の時にサイクリング部だったが、そのときに外を自転車で走ることができたことが今では信じられない。もっとも当時は今ほどは暑くなかったかも知れないが、それでもこんな尋常ではない暑さの中でオレは走りたくなかった。夏になるといつも暑い京都から逃亡して、信州や北海道にいたことを思い出す。当時でさえ夏は暑すぎたのだ。
もはや夏の日本は人間が住める土地ではない。冷房の効いてない部屋では絶対に耐えられない。オレは83歳の母にはいつも言っている。「冷房はしっかりつけときや。絶対に暑いのを我慢したらあかんで!」我慢したら死ぬからである。
日本は気候改造をしないと駄目である。都会には大量の木を植えて森を作らないといけない。都市の面積の半分を森林や緑地にすることを義務付けないといけない。住む人がなくなって空家になった家は更地にして木を植えることにすればいい。そうして都会をもっと緑の空間にすれば、少子高齢化の中でも土地の値下がりを防ぐことが可能である。使える土地が減れば価格は下がらない。国や地方自治体が強制的に買い上げて緑地にするのである。持ち主がいなくて相続放棄された古家は国がそのまま管理すればいいのである。必要なのは取り壊しの費用だけである。取り壊しなんてもっと効率的に爆破解体の技術を研究すればいいのである。絶対に延焼しない方法でその家だけ焼いて消滅させる方法を工夫できないか。そんなことを思うのである。
都心を緑地化すれば少なくとも殺人的な暑さは少しは解消できるだろうか。人工降雨とか、何か工夫できないものだろうか。
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