2019年06月18日(火) |
真の国士とは誰か? |
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オレは真の国士を探している。山本太郎が国を憂い、「れいわ新撰組」を立ち上げたのだが、そこに参集する資格があるのは真の国士だけである。その国士としてオレがその心意気に感動した方がいる。それは「ベトナムの赤ひげ」と呼ばれて、無償で眼科診療を続けている服部匡志先生である。
服部先生はもう15年以上もベトナムを中心にアジアで貧しい人たちの手術を無償で行ってきた眼科医である。その献身的な生き方は今年、NHKのドラマにもなった。亡き父の「お母ちゃんを大切にしろ。人に負けるな。努力しろ。人のために生きろ」という言葉を胸に、大学受験のために4浪してやっと京都府立医大に入学した。彼は若者に「回り道は人生の無駄ではない。情熱を持って前へ進んで」とエールを送っている。このような方こそが、真の国士ではないのか。「れいわ新撰組」がどうか仲間に入ってくださいと三顧の礼で迎えないといけない人材ではないのか。
ベトナム政府は服部先生の活動に対して勲章を贈っている。ゼニのためではない、誰かを幸せにすることが生きがいだという利他の精神を本当に体現できる人がこの世にどれだけいるだろうか。オレが政治の世界に求めるのはこのような人材である。今の日本の政治は「利他」ではなくて「利己」の人間ばかりになっているではないか。
海外で活躍している日本人の方々にオレは呼びかけたい。もう一度その意欲やエネルギーを日本のために使ってもらえないだろうか。日本で困窮している若者を救うために働いてもらえないだろうか。
どうすれば貧困を無くせるのか。どうすれば恵まれない人々を救うことができるのか。児童虐待やいじめを無くせるのか。そうした問題に答えはない。しかし、一人でも「利他」の精神を持つ人を増やしていくしかないのである。
オレは生徒たちに問いかける。キミが生まれてきた意味はいったい何なのか。この世の中に対してキミはいったい何ができるのか。世の中を少しでもよくするためにどんな働きかけ方ができるのか。もちろんそれは簡単なことではない。しかし、オレは訴えたいのである。それが学校という場で働くオレの務めでもある。
今の若者のなりたい職業の上位にはユーチューバーが入るという。おそらく「政治家」と答える若者はほとんどいないだろう。結果的に親の地盤を受け継いだ世襲政治家が、職業でその役割を果たすのである。だから日本はちっともよくならず、政治家の仕事というのは利権の調整役に過ぎなくなるのである。
日本の利権構造をぶっ潰して、そして真に豊かな日本を再建するにはやはり既存の政治家は全員退場してもらわないとだめである。
オレはそうした役目を次世代の若者に期待している。そしてその若者を支えるのが服部先生のような「国士」の役割だと思うのだ。服部匡志先生のような真の国士をこそ山本太郎は招くべきである。
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