2019年06月12日(水) |
レジ袋規制は無意味である |
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レジ袋有料化が義務付けられるという。プラスチックストローを含め、それらが環境破壊につながってるという主張はかなり説得力があるものであり。今後も積極的に推進されるのだろう。しかし、そんなにレジ袋が有害なんだろうか。
レジ袋の主原料はポリエチレンだが、各種のポリエチレンは石油を元としたナフサを熱分解して得られるエチレンをラジカル重合して製造されるとある。ナフサは石油精製の過程でできるので、もしもポリエチレンという用途を失えば大量に余ってしまうことになる。その場合は廃棄物として燃やしてしまうしかないのだろうか。
レジ袋として使われても通常の家庭ゴミを出すときにそこに入れられることで最終的には燃やされるのだが、ゴミと一緒に燃やすときにはポリエチレンが燃料代わりとなるのでよく燃えるのである。ゴミ単体よりも、レジ袋のようなポリエチレンの袋で包まれたゴミの方がよく燃えるのである。だから少なくとも日本のゴミ処理の一連の流れの中でレジ袋の果たしてる役割は大変大きいのである。それを規制して有料化したらいったいどうなるのだろうか。
もちろん、1円や2円なら、まあ5円でもオレは払うし、そんなものは消費税に比べれば大した金額ではない。しかし、レジ袋をいらないという人はエコバッグとかを使うようになるだろう。結果的に増えるのはエコバッグを使った万引きである。オレが心配するのはむしろそちらなのだ。
以前に割り箸が叩かれたことがあった。それも偏見に凝り固まった連中が間違った知識で攻撃してきたのである。割り箸自体は間伐材を原料としてるのでちっとも環境破壊ではなく、むしろ環境保護や資源の有効活用として役立っていた。その割り箸をスケープゴートにしてしまったように、今回もレジ袋が叩かれているのである。
レジ袋が悪いのではなくて、不法投棄が悪いのである。すべてはそこらにごみを捨てるマナーの悪いクソ野郎のせいである。だからこれは人間のモラルの問題なのだ。なんで海の底にレジ袋がたまってるかというと、それを海に流れるところに捨てる馬鹿がいたせいである。その解決方法は、塩水に触れたら溶けてしまうような生分解性のレジ袋の開発しかないのかもしれない。
日本のレジ袋はすべて海水で溶けるから、今後も日本はレジ袋を使い続けますという反論が世界に対してできればどうだろうか。生分解性プラスチックだっていろいろと研究されてるじゃないか。小麦やでんぷんを使った生分解性のプラスチックがどの程度コスト増になって、どれだけの耐久性があるのかオレは知らない。しかし、コスト増というのは消費者が甘受すればいいのである。
オレはレジ袋規制には反対である。その規制強化を扇動してるやつはいったい誰なのか。きっとそいつらが利権につながっているのである。
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