2019年05月04日(土) |
無法な歩行者に刑事罰を! |
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5月3日午後8時、名古屋駅近くの路上で、横断歩道のない大きな通りを無理に横断しようとした30代の女性がいた。中央分離帯を乗り越え、走行中の高速バスの前に飛び出したのでバスは急ブレーキをかけたものの停まれずにその女性をはねてしまう。オレはその近くを走っていた車のドラレコの動画を観たが、こんな直前に飛び出されてよく停まれたものだとオレはドライバーの冷静な運転に感動した。もちろん停止は間に合わなかったわけだが、急ブレーキを踏んだことで速度は落ちているからはねられた人のダメージも最小限に済んでいるわけである。
さて、このような事故の場合は歩行者を逮捕して刑事罰を与えてもらいたいとオレは心底思うのである。オレは今までに何度も無法な歩行者のために危険な目に遭わされてきた。歩行者が車に対して行うテロ行為は、ぶつからない限り歩行者にとってはノーリスクなのである。しかしドライバーは、たとえその歩行者をはねなかったとしてもその恐怖は未来永劫残るのである。オレは今でも30年以上前の危険な瞬間を夢に見ることがある。これはもうPTSDと言ってもおかしくないのである。
現行法ではこのような無法な歩行者を処罰する規定はない。どうして車両往来妨害罪を適用してくれないのか。歩行者によるテロ行為であることが明らかなのに、場合によっては回避できなかったクルマ側の責任とされ、ドライバーには刑事罰が科されてしまうのである。なんと理不尽なことだろうか。
オレはまだ20代前半の頃、分離帯のある4車線道路を法定速度で走っていた時に歩道でふざけあっていた馬鹿小学生に道路の真ん中に突然飛び出してこられて、必死で急ブレーキを踏んで停車したことがある。オレのクルマはスリップして少し向きを変えて、車線に対して傾いたような角度で停止した。オレはこわばってハンドルから手を離せずに呆然としていた。後続車のドライバーは車を止めてオレのところに駆け寄ってきた。逃げていく小学生に向かって怒鳴ってる方もいた。
呆然としているオレに対して、他のドライバーはみんな優しかった。「おまえ運転うまいなあ」「ワシやったら絶対ひいてたわ」確かにそうだ。オレの判断がほんの0.1秒でも遅れていたら、オレはその小学生をはねていて、そして教員という仕事を辞めさせられていたかも知れない。殺人者として交通刑務所に入れられて、その後の人生が決定的に変わっていたかも知れないのである。
青信号で横断歩道を渡っていたなんの落ち度もない母子を時速120キロのプリウスで跳ね飛ばして殺した87歳は死刑になってもいいと思うし、その運転をやめさせなかった家族は損害賠償によって全財産を失うべきだとオレは思う。人の命が失われてからでは遅いのである。
しかし無法な行動でドライバーの人生を変えてしまう歩行者によるテロに関して、その問題がドライバー側から語られることはない。どうしてこのような事故に関して。歩行者は名前を出されることもなく、その重大な責任が問われることもない。それは絶対におかしいのである。ちゃんと名前を出して、その無法な行動の責任を明らかにしてほしい。交通法規を守って正しい運転をしているドライバーの権利や尊厳が損なわれないようにしてもらいたいのである。
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