2019年04月22日(月) |
地方議員は無報酬にしろ! |
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統一地方選挙後半戦が終わった。新聞でその記事を読んでいてオレが感じたのは、地方議員の多さである。人口規模30万くらいの都市で30人以上とかそもそも多すぎないか。議員になるということが既得権益みたいなものだから、その定数を減らすという改革に議員自身は絶対に賛成しないのである。そういう意味では議員定数の削減を提案て実行している大阪維新の会の政策方針は、他の党とは全く違っている。
議員定数削減よりももっとオレは効果のある政策として、議員の無報酬化を提唱する。議会を夜に開き、昼間は他の仕事をしている方にボランティアで議員活動をしてもらうのである。そうして地方議員にかかる経費を減らすのだ。
実は外国には地方議員を無報酬のボランティアにしている国がある。フィンランドなどの北欧諸国では地方議員の報酬がない。国会議員と兼任することもでき、無報酬の名誉職なのだが定数を大きく上回る立候補者がいるという。そこでは「地方議員」というのは職業ではなくて、課外活動みたいなものなのだ。日本もそうすればいいのにとオレは思うのである。兼業可能にして無報酬にするならば、オレはいつでも市会議員などになって自分のアイデアを自分が居住する市に提案するだろう。兼業不可なので今の教員としての仕事をやめてまで地方議員になろうとは思わないだけである。
田舎に行くと、地方議員と地方公務員が抜きんでた高給取りであるという実態がある。給与水準が低く、家も安く購入できる田舎で破格の給与をもらってるのが地方公務員と地方議員という世界があるのだ。議員の多くは世襲であり、公務員採用にはコネが幅を効かしているというひどい実態が放置されているのは日本の田舎のほとんどの実情だろう。公務員給与を下げることにオレは反対だが、議員の報酬はどんどん下げるべきだと思っている。高給取りの公務員が兼業で議員をやってもいいし、校長先生などの地域の名士が議員になるのもいい。
いっそ高校生や中学生に地方議員をやらせてみるのはどうだろうか。大人と違って変な利権にまみれることもないし、純粋に理想を追求してくれそうな気がするのである。もちろん買収を持ち掛ける大人もいるだろう。もっともそれで転ぶのは若者もおっさんもおばはんも同じである。金のために議員になったのではないから、案外今の議員よりもずっとそうしたスキャンダルを起こしにくいかも知れない。
オレの提唱する「地方議員無報酬化」は、もっと突き進めば国会議員の無報酬化につながる。国会議員なんてたいていは不勉強で何もしてない馬鹿なのにあまりにも給料もらいすぎじゃないか。ふざけるなよ!とオレは思っているのだ。
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