2019年04月19日(金) |
老人の暴走は危険運転である |
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危険運転致死傷罪は、故意にクルマを暴走させて人に危害を加えた場合のために作られた。しかし、老人が運転操作を誤って暴走させることも明らかに「危険運転」ではないのか。オレはこのような事故は結果で判定すべきだと思うのである。自転車が真ん中で真っ二つにちぎれるような衝撃ということは、いったいどれだけ高速で交差点に突っ込んだのだろうか。事故現場の写真を見てオレはもう唖然とするしかなかったのである。
毎日新聞の記事から引用しよう。
19日午後0時25分ごろ、東京都豊島区東池袋4の都道で、板橋区の無職、飯塚幸三さん(87)の乗用車が約150メートルにわたって暴走し、歩行者らを次々とはね、自転車の母と娘2人が死亡、飯塚さんを含む40〜90代の男女8人が重軽傷を負った。
飯塚さんの車に設置されていたドライブレコーダーには、事故直前の様子が記録されていた。
警視庁によると、事故現場に至る左カーブの辺りで、同乗の妻が「危ないよ、どうしたの」と声を上げた。飯塚さんは「あー、どうしたんだろう」と応じており、直後に車道左側の金属製の柵に接触したとみられる。その後、スピードを上げたまま交差点に突入していた。事故直後には飯塚さんが動揺した様子で息子に「アクセルが戻らなくて、人をいっぱいひいちゃった」と電話している様子が映っていた。
これまでのところ車の異常は確認されておらず、同庁は原因を慎重に調べている。【安藤いく子】
現場には全くブレーキ痕がなかったという。つまりこの暴走老人は自分の運転するプリウスが暴走してるのに、ブレーキを踏まなかったということであり。たぶんブレーキと思ってアクセルを力いっぱい踏んでいたということである。この老人は「アクセルが戻らなかった」という言い訳をしているが、通常暴走した老人は「ブレーキが効かなかった」などという言い訳をする。自分が誤操作をしたことを絶対に認めないヤツが普通である。一瞬にして妻と子を奪われた遺族の方がこの無責任な言い訳を聞いたらどう思うだろうか。しかも「人をいっぱいひいちゃった」などと語る不謹慎なじじいは死刑にしてくれよとオレは正直思うのである。なんでこんなジジイに殺されないといけないのか。もしも犠牲になったのがオレの家族なら、オレは絶対にこのジジイにその命でとりあえず償ってもらうだろう。未来のある母子の命が理不尽に奪われ、87歳のジジイがぴんぴんして無責任な言い訳をしているなんてオレには断じて納得いかないのである。
このような痛ましい事故をもう絶対に繰り返させないようにいますぐできることがある。それは老人のAT車運転禁止である。MT車なら絶対にこのような暴走は起きない。それはブレーキペダルを踏む時には必ずクラッチべダルも踏むからである。ブレーキと間違えてアクセルを踏みつけていても動力は伝わらない。
それ以外にもやれることはたくさんある。70歳以上はホンダセンシングなどの衝突防止装置やペダルの踏み間違い防止装置の装着されてないクルマの運転を禁止することである。すでにそうしたクルマは発売されているわけで、このルールが施行されれば買い替え需要が膨らんで車業界は空前の好景気になるだろう。どうしていますぐにやらないのか。そんなもの、法令を施行するだけで即座にできることである。
緊急停止装置を搭載するのもいダッシュボードのすぐに手の届くところに、大きな赤い「緊急停止ボタン」を設置して、そいつを押せば即座にクルマが停止するようにするのである。これはおそらく後付けの改造でも可能だろう。
今回の事故は公共インフラの完備した東京都心部で起きた。不便だからクルマを使ったという言い訳はできない。日ごろ家族から運転をやめるようにと忠告も受けていたという。この暴走老人にはきちっと刑務所で107歳まで20年くらい服役してもらって、自分の危険運転が人の命を奪ったということの罪を償ってもらいたいのである。
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