江草 乗の言いたい放題
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2019年04月18日(木) 学校選びは図書館で決めろ!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan




 大阪府立高校の図書館が壊滅的な状況にあることはどれだけ知られてるのだろうか? かつては「図書館司書」という形で各高校に実習助手が配置され、生徒への読書指導や膨大な蔵書の管理という業務を行っていたのだが、橋下府政の中でその予算は削減され、実習助手が廃止された学校や、非常勤化された学校ができた。その結果、図書館が実質閉鎖されて利用できない高校がかなり存在するようになったのである。そもそも図書館が機能していないような学校を学校と呼べるのだろうか。中学生、高校生が本を読まなくなる理由の一つがそんなところに現れているのである。

 しかも図書の購入費はどんどん削減されている。ブックオフやアマゾンのマーケットプレイスでなどで中古書籍を買うようにすれば購入費は抑えられるかも知れないが、基本的に学校は新刊書籍を購入することになっている。その予算が生徒の減少以上に削減されているのである。大阪維新の会の政策の中で、図書館に関する部分だけはオレはどうしても譲れないのである。絶対に今のやり方は間違ってるというのがオレの考えである。

 もちろん私立学校のすべてが充実した図書館を持っているわけではない。入学試験の偏差値の低い学校では生徒が漫画しか読まないという状況も起きる。その結果、高価な本を購入してもそれを読んでいるのは先生だけということになってしまうのである。

 もしもこれから入学する中学や高校を検討しようと思っているなら、必ずその学校の図書館を見ておこう。そこに自分が読みたくなるような本があるかどうか。これが一番大切なのである。もしも大好きな作家の本がたくさんあれば「オレは絶対にここを受験する!」という意欲がわくだろう。
 学校によってはその学校出身の作家の本をたくさんそろえていたり、司書さんのこだわりがあって特定の分野の本に強かったりする。そういう傾向を理解することで自分に合った学校選びが可能になる。オレは図書館の貧弱な学校には通いたくない。

 オレが通った高校は伝統校だったので図書館は広く、書庫もあって古い本を調べることもできた。図書委員だったオレは自分の欲しい本をよくねだって買ってもらっていたという卑怯者である。今のように予算の削減された公立高校では無理だろう。

 地下鉄を民営化したように、もしかしたら大阪維新の会は効率重視で図書館の運営を民営化するのかも知れない。TUTAYAなんかに丸投げされた地方の図書館がその後どんな悲惨な運命をたどったかは過去にネットで話題になっている。税金から支出された図書館の予算でTUTAYAが廃棄する本の損失処理がされてしまった佐賀県武雄市の例を見るまでもなく、図書館の民営化なんか絶対にしてはいけないのである。

 図書館を民営化したとして、その会社から管理者として派遣されるのはどんな人間だろうか。オレのようなまともな人間がやってくるわけがないのである。能力も低く、自分の金儲けしか考えないカスが来るに決まってるのである。もちろんオレも好きな作家の本はいっぱい入れると思うが、読む価値のない本は絶対に買わないのである。ウィキペディアからのコピペによって書かれた本などは絶対に置かないのである。


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