2019年04月02日(火) |
打てない4番は阪神の伝統か? |
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かつて阪神タイガースが暗黒時代と呼ばれた長い低迷期を過ごしていたころ、阪神の4番といえば毎年期待の新外人だった。鳴り物入りで補強されるのだが、シーズンが始まるととたんに打てなくなる。オープン戦で少しだけ活躍するが、ペナントレースが始まるととたんに沈黙する。それが阪神の4番打者だった。
今シーズン、矢野監督は大山を4番打者に指名した。その大山だが、4試合を経過した時点で14打数の2安打、打率0.143で同じく5番の福留と同じ打率である。この二人の低迷のために阪神はまるで点が取れないのである。大山の成績はまるで去年のロサリオを観ているような感じだ。早いカウントで来た甘い球を見逃し、完全なボール球に手を出して空振り三振など状態が悪すぎる。巨人との第一戦をテレビで観ていたオレは7−0と巨人にリードされた時点でテレビのチャンネルを代えたのである。これはあまりにもひどいのである。大山の所で代打鳥谷を送ってくれたほうがはるかに期待できるという印象を持った阪神ファンはオレ以外にもいるだろう。なんで矢野監督はオープン戦で結果の出なかった大山をそのまま4番に指名したのか。
4番が打てないのは阪神の伝統だ。たまに4番が打てた時というのは珍しく優勝する年であったりする。たとえば1985年の掛布、2005年の金本である。しかし、普通は4番打者というのはチームで一番打つ選手が起用されているはずだ。他よりも打てない選手を4番に起用する習慣というのは12球団の中で阪神くらいなのではないだろうか。
開幕シリーズでヤクルトに勝ち越したので月曜日の朝、道上洋三さんはラジオで「阪神は首位です。このまま首位のままでシーズンを終わりにしよう」などとふざけた発言をしていたが、全く同感である。今の阪神が巨人に勝てるような要素は全くないのである。巨人戦に強いということで獲得したガルシアはいきなり7点取られるような裏切り者なのである。もしかしたら巨人から八百長のために送り込まれたスパイかも知れないのである。広島と対戦するときは明らかに手を抜いて4打席4三振などという見事な利敵行為を働いてくれた丸だって、相手が阪神なら遠慮なくホームランを打つのである。全くもって今の阪神は広島や巨人のような上位球団に勝てる要素がないのである。
もうこうなれば藤浪晋太郎を二軍から上げて、巨人の選手にぶつけまくってノックアウトして、戦力低下を狙うしかないのである。もちろん故意にぶつけるのは卑怯だ。しかし、12球団で一番コントールの悪い藤浪晋太郎にとって、わざと相手打者にぶつけるような高度なテクニックなど求めることはできないのである。普通にストライクを投げようとしたのが逸れてぶつけてしまうというのが藤浪のピッチングであり、たとえ顔面にあてたとしても絶対に故意ではないのである。藤浪にそんなコントールはないからだ。藤浪が登板するだけで巨人の選手は恐怖を感じて萎縮し、調子のよい選手もおかしくなるだろう。今絶好調のゲレーロを食い止める方法はそれしかないのである。
卑怯な手段でしか勝てそうもない今期の阪神、これからどんな戦いをしていくのだろうか。あまり期待しないでオレは時々ひまつぶしにナイター中継を帰宅時のクルマの中でラジオで聴くのである。
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