2019年03月19日(火) |
給食タダ食いに反対する |
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オレは義務教育が無償であることは当然だと思っている。しかし、公立ではなくて私立の小・中学校で学びたいという場合は余分に授業料がかかるのは、そこに付加価値が存在するからである。
義務教育は無償だが、給食は有料である。これも当たり前のことで、ただ食いできるわけではないのである。親がお弁当とかを作る面倒なことを学校がまとめて代行してくれているわけで、そこにゼニがかかるのは納得できるし、安価なコストで提供するためにはそれほど豪華なものが出せないのも仕方がないだろう。もちろん田舎の学校でその土地の特産品を提供すると言うことで、給食に松阪牛が出たり、ふぐが出たり、蜂の子が出たりするというのはあってもいいだろう。
大阪府知事選挙で、なんと自民党が擁立した小西禎一候補がマニフェストの中で「給食費無償化」をうたってることにオレはあきれている。はっきり言おう、オレは給食費無償化には反対だ。それによって得をするのはふだんから払えるのに給食費を踏み倒そうとしているDQNだけである。そのために300億円というゼニが必要になるという。そのゼニはもっとまともなことのために使うべきである。毎年かなりの府民税を納めている高額納税者のオレとしては、そのゼニを給食費に使って欲しくないのである。我が家の息子たちはとっくに成人している。つまり、この政策は我が家にはなんの恩恵もないのだ。
おそらくこの政策は選挙に勝つための戦略だと思うのだが、小西候補が大きく勘違いしてることがある。それは大阪にはもうあまり子どもがいないということである。給食費無償化で小中学生の子を持つ親の票を取り込めたとしても、もう子育ての終わったオレのような層には全く関係がないし、少子高齢化社会が進行している今はその政策で恩恵を受ける人は受けない人よりも圧倒的に少数なのである。そんな計算もできずに目先のエサを有権者にぶら下げるつもりでこんなことを言い出したのなら究極の馬鹿だ。そんな馬鹿が府知事になっては困るのである。
高齢者にとっては給食費を無償化されてもなんの影響もない。だったらバスを無料にしてくれる候補とか、商品券をばらまいてくれる候補の方がありがたいのである。商品券で喜んでる有権者は、その原資が自分から出てることに気がつくべきであり、そんな馬鹿な使い方をされることに怒らないといけない。
「喰ったら払う」これは当たり前のことである。どうか大阪府民には賢明な選択をしてもらいたい。自民党の候補を共産党も推奨してるなんて異常事態に対して心ある人々はもっと怒らないといけない。議会がオール与党体制になるとチェック機能が働かずに議会は死んでしまうのである。
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