2019年02月21日(木) |
振り込み詐欺に思うこと |
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改元詐欺というものが登場しているそうである。日本銀行協会という団体から郵便物が届く。そこには「改元によってお手元のキャッシュカードが使えなくなります。つきましては現在使用中のキャッシュカードの口座番号と暗証番号を同封した用紙に記入の上でこの返信用封筒で二日以内に返送してください。」というもとのである。
そんなもの送るわけないやろと思うのだが、なぜかそれを信じて送ってしまうお年寄りがたくさんいるそうである。そしてだまし取られたキャッシュカードからゼニが引き出されてしまうということになるわけだ。もちろんカードを渡して暗証番号を教えてしまうというのは顧客の側の重大な落ち度であり、それによって失われたゼニは戻ってこない。ただ「そんな詐欺にひっかかるなんてアホすぎる」というだけのことである。
世間には老人を騙すビジネスはたくさんある。リフォーム詐欺や押し売り、羽毛布団詐欺など悪徳商法は無数に存在する。我が家にもそういう詐欺の電話はオレの不在中にかかってくるそうだが、母親にしっかりと言い含めてあるので今のところ被害はない。もしもかかってきたらオレは絶対にその詐欺師たちを誘い出して一斉検挙につなげようと思ってるのである。
詐欺師に騙されて銀行のATMに出かけた老人は、そこで不審に思った銀行員が声をかけても無視して振り込んでしまうことがあるそうだ。3割の老人は全く聞き入れずにそのままだまされてしまうそうである。詐欺師を信じて、目の前の本物の銀行員を信じないのである。全くもって意味不明な行動である。しかもこれだけ世間で報道されているのに。それでもなおかつひっかかるというのがオレには不思議なのだ。
振り込み詐欺の被害を防ぐにはどうしたらいいのだろうか。怪しい操作の場合画面がいったん強制終了して「あなたは振り込み詐欺に遭ってる可能性があります。今一度連絡を取りなしてください」とアナウンスしたらいいのだろうか。
そして「受け子」として検挙される人たちの低年齢化も目立つのである。彼らはそれが重大犯罪という認識がなくて、わずか数万の謝礼でその犯罪行為に手を染めてしまうのだ。ただ、やってることは詐欺の実行犯だからきちんと刑罰を科さないといけない。犯罪グループは末端は捕まってもなかなか上にはたどっていけない。億単位で稼いでいる組織のトップは暴力団ともつながっているのだろう。そういう連中に対して、警察の捜査は全く届いていない。なんとか「お金に目印をつける」ことはできないだろうか。だまされたふりをして少額だけ振り込み、そのあとでそのゼニの行方を追跡するような仕組みはないものかとオレは思うのだ。もちろん組織のトップは財産没収の上で死刑である。このような詐欺犯罪を撲滅するためには「司法取引」制度をもっと活用して、自分よりも上の人間を告発したら本人の罰が軽減されるという形で、捜査が上に進むようにしてもらいたいとオレは思うのである。
捕まえた詐欺師たちは釈放すればまた手を変え品を変えて新たな詐欺犯罪を行うだろう。それを阻止するためには国外追放処置が望ましいとオレは思うのである。日本の刑法ではこういうクズ野郎を死刑にできない。しかし性犯罪者と同じく社会の秩序を著しく乱す存在である。このクズ野郎どもをどうしたらいいのか。誰か明暗を考えてほしいのである。
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