2019年02月16日(土) |
キミは「片道GO」を知ってるか? |
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クルマは所有するものではなくて使うときにだけ借りるモノであるという価値観が若者中心に広がる中で、レンタカーやカーシェアを利用する人が増えている。そうしたサービスを利用する人にはさまざまな事情で「乗り捨て」という借りた場所とは違う場所に返却するということが発生するわけだが、それを回送するのはレンタカー会社にっては負担である。そういう負担を解消する裏技をなんとトヨタレンタカーが編み出したのである。それがトヨタレンタカーが実施している「片道GO」というサービスである。
これは東京⇔京都・大阪間という区間に限定して、車種や台数限定で利用者に回送業務を行わせ、しかも利用料金を払ってもらうという仕組みなのだ。トヨタレンタカー側は回送業務に人手を使う必要がなくなり、利用者は通常の利用料金よりもはるかに安く借りることができるのである。
東京・大阪間の利用料金が2160円(車種問わず)なのである。これでヴィッツのようなコンパクトカーから、ベルファイアやハイエースのような多人数の乗れる1BOXカーまで借りることができるのである。利用時間は24時間(2160円)〜48時間(4320円)ということになる。48時間の利用ならば、途中で富士山を眺めたり浜名湖でうなぎを食べたりなどと観光しながら温泉に一泊してという形での利用が可能である。
今のところ認知度はあまり高くないようで、当該サイトを見るといつでも借りられる車があるという状況である。極端な話、大阪から東京に5人で行くのに時間を気にしなければ高速道路を使わず超低コストで移動できるのである。車種がヴィッツだとして、ガソリン代と保険料を加算すると総額8000円程度になる。一人当たりわずか1600円である。まさに超激安なのである。
もちろん回送車の発生というのは予測できず、このサービスの場合予約して利用するということもできないわけで、当日空きがあるかを見て電話連絡するという形でしか利用できないのだが、それでも安さという点では際立っている。
片道だけこのサービスを利用して、帰りは新幹線を利用するという組み合わせでもいいのではないか。
オレは仕事や趣味で東京に出かけることもよくある。そんな時に時間に余裕があればこのサービスを利用してみるのも面白いかも知れない。もっとも一人で移動するのは効率が悪いので一緒に東京に行ってくれる人がいないともったいないのである。運転はオレが引き受けるので、誰かオレを誘ってほしいのである。あるいは美女数人が利用するのでオレを運転手として雇ってくれるということはないだろうか。
宅配便業界や引っ越しのためのドライバー不足というのは今の日本で大きな問題となっている。レンタカーの回送という業務をこのようなアイデアで解消したトヨタレンタカーはなかなかお見事なのである。
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