2019年02月11日(月) |
食べ物を粗末にするな! |
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オレは小さいころにごはんを大切にしろと親から教わった。お茶碗に残ったごはんつぶも残さずにきれいに食べることが普通のことであり、食べ物を粗末にしないということは当然のマナーだったのである。
「くら寿司」の店員が調理中の切り身をゴミ箱に投げ込んだりする動画が問題視され、くら寿司は当該アルバイトを訴えるということになったのだが、そのアルバイトは「食べ物を粗末にするな」という教えを親から受けなかったのだろうか。それは単純にしつけができてなかったというだけの問題のような気がするのである。
飲食店やコンビニで起きるこの「バイトテロ」という事件は数年前にも話題になったが、忘れたころに繰り返されるという感がある。そして今回の事件の場合、くら寿司が訴訟を起こせばこの馬鹿バイトは数億円の賠償金を背負うわけで、もうそれで人生が詰んでしまうほどのダメージを食らうのである。
今回「くら寿司」はこの食べ物を粗末にしたバイトを訴えたわけだが、考えたら大量の食べ残しや売れ残りの食材は廃棄されているわけで、アルバイトはそうした裏事情を知っていたから食べ物を粗末にすることが平気だったのかも知れない。恵方巻の大量廃棄という問題は今年も起きている。ふだん粗末にされている大量の食材を見ていることで、彼は食べ物を粗末にしても平気だという価値観を身に着けたのかも知れないのだ。
今回の事件に関して、くら寿司に対してさまざまな批判があった。どうして社員がその場にいなかったのかとか、安い時給でこき使われるバイトにモラルが低いのは当然とか、そうしたどちらかというとこの馬鹿バイトを擁護する意見がツイッター上にも流れたということは事実である。
この事件の原因を「正社員ならそういう事件を起こすことはなく、愛社精神の低いバイトだったから」ということに無理やりに持っていこうとするならば、正社員をなくしてそういう社会を作ろうとした竹中平蔵のせいであるということになる。オレは竹中平蔵が大嫌いなので、そういう結論ならばむしろ支持したいくらいである。
オレはくら寿司をよく利用する。もっとも最近はカレーうどんなどの非寿司メニューばかり食べている不届きな客である。よく利用する客だけに、こういうバイトテロに対しては厳しく処罰してもらいたい。ただ、アルバイトには適正な賃金をしっかりと払ってもらいたいと願うばかりである。
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