2019年02月03日(日) |
一般人であることの幸福 |
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「嵐」の大野さんが「普通の生活を送りたい」と願ったことが、グループの解消ということにつながったということが報道されている。一般人であるオレが普通にかみしめている日常が、アイドルには残念ながらないのである。そう思うと、なんだか同情してしまうのである。
オレが公立高校に勤務していたころは、狭い地域の中でいつも監視されている気分だった。近鉄南大阪線に乗ると必ず電車のハコの中には関係者がいた。それは教え子だったり、その保護者だったり、同僚の教員だったりした。南河内という濃密な世界で暮らしていたころは、本屋でエロ本を立ち読みする自由もなかった。どうしてもエロ本が読みたいときは学区外に出るしかなかったのである。
オレのような一般人でもそういう気分になるのだから、国民的アイドルグループともなるともうどうしようもなく不自由な気分になるのもよくわかる。
アイドルが海外留学したりするのも、尾崎豊が若いころにニューヨークに渡ったのも同じことだろう。そこでは自由な生活が待っている。皇族に海外留学させるのもきっと同様の理由だろう。日本では味わえないのんびりとした時間が手に入るからである。
オレは仕事が終わればブックオフで立ち読みし、たまに好きな本を買い、そしてイズミヤやイオンモールやユニクロなどをぶらぶら歩き、北花田のイオンモールにある紀伊国屋で新刊書を眺めたり手に取ったりする。
そういう自由に過ごせる時間こそがもしかしたら「至福」の時間であるのかも知れないのだ。仕事に追われている時間でもなく、何かから逃避している時間でもない。本当に好きなことをして過ごしていられる時間なのである。
家でのんびりと録画したテレビドラマを観る時間があることはある意味幸福である。仕事に追われていたり、するべき大量の作業を家に持ち帰っていたり・・・ということならそういう時間はないからである。
きっとアイドルの方々は日々余裕のない時間を過ごし、ストレスに押しつぶされそうになりながらも売れっ子であることを維持してるのだろう。そういう苦労はヒマな一般人にはとうてい理解不能なものである。
この世で一番楽な仕事でありストレスのたまらないものは何だろうかと考えたとき、オレには「政治家」という答えが真っ先に浮かぶのである。政治家ほど馬鹿でも務まる仕事はないし、選挙の時は組織が守ってくれるし、自民党や公明党の議員ならばなんの苦労もなく2期、3期と務めることができる。不倫スキャンダルや暴言スキャンダルでもないかぎり大丈夫なのである。若いころにパンツを盗んだことも全く問題ないのである。なんともうらやましい身分である。しかし、さすがに一般人とは言えず、ユニクロで買い物するとか一人でこっそりマクドに立ち寄るとかはしにくいのだろう。
そう考えていくとオレは一般人であることの幸せをもっと感じないといけないのである。これからオレが一般人以外の何もかになる可能性は限りなく少ないのだが、一般人でいられたことは実はよかったことなのである。エロ本はやはりついつい見てしまうのである。
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