2018年12月07日(金) |
スマホが止まっただけなのに・・・ |
携帯用URL
| |
|
昨日、ソフトバンクの携帯電話帯が通信障害で停止するという事故が起きた。数時間回線がつながらなくなってしまい、大混乱が全国で発生したのである。今、北川景子主演で「スマホをなくしただけなのに」という映画が上映されてるが、まさに「スマホが止まっただけなのに・・・」大変なことになったのである。
スマホを使う決済サービスが止まれば商店でゼニが払えない。空港のチェックインもできないし、コンサートの入場も今はスマホ認証になってるので入れないのである。日本中でそうした混乱が起きてしまったのである。
なんでもスマホでできてしまうのは確かに便利だ。オレはスマホをそれほど活用できていない昔の人間だが、スマホだけでさまざまなことができている人のことを少しうらやましく思っていた。しかし、一度このようなことがあるとそれも考えものである。
スマホで買い物もできてしまうので、現金を持ち歩かないという人もいるだろう。確かに財布に小銭をじゃらじゃらさせてるよりも、カードやスマホで決済出来ればスマートである。オレはコンビニでは常にクレカ使用で現金を使わなくなったが、スマホで買い物するところまではまだ決心がつかない。
現金持たない派の人たちは昨日の大混乱をどのように乗り切ったのだろうか。ソフトバンクSHOPに押しかけて、「金貸せよ!」と大暴れしたのだろうか。大阪ならそんな事態になりそうな気がするのである。
今回のソフトバンクの通信障害の原因はプログラムのミスだという。復旧できたのは前のものに戻したからだということなんだが、オレはそうした部分にも不安を覚えるのだ。うまくいってるシステムのように見えてもさまざまな陥穽が存在し、そのすべてが把握されているわけではない。そうしたスキをついてさまざまなサイバー犯罪も起きてしまうのである。他人のスマホを乗っ取ればそのオンライン口座から現金を引き出すこともできるし。個人情報をすべて奪ったりなりすましたりもできるわけだ。誘拐してその人間を殺してスマホを奪うことによってその人間になりすますこともできるかも知れない。そうした新たなジャンルの犯罪の可能性が今どんどん広がってるのである。
オレは昔の人間なのでもちろんそういう危険性からは遠いのかもしれないが、決して無縁というわけでもない。出勤時にスマホを家に忘れてきたらその日一日は少し困るかも知れないが。連絡手段はスマホ以外にもあるわけだし、パソコンも使えるのでメールの送受信は可能である。
スマホが止まっただけで起きた今回の大混乱、もしもこれが戦争や暴動の引き金になっていたらどうなっただろうか。21世紀の世界戦争は何がきっかけでおきるかわからないのである。筒井康隆の「霊長類南へ」という小説では、世界戦争の原因がある男が毛沢東主席のパンツをはいていたというくだらないことだったのである。何が起きてもオレはもう驚かないのである。
←1位を目指しています。ちょっと下がってきて焦っています。
前の日記 後の日記