2018年11月25日(日) |
大阪万博なんかいやだ! |
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どうして大阪万博を開催したいのか。それは金儲けしたいからである。どうして万博が金儲けになるのか。さまざまな利権がからむからである。万博開催によって、ただの余った土地であった夢洲が、万博の予定地として意味のある土地になるのだ。
地下鉄中央線は延長工事が始まるだろう。夢洲の地下には地下鉄駅にするためのトンネルがすでに用意されているらしいので、工事そのものは簡単に進むのだろう。そしてアクセス路線としてJR桜島線は延長され、もしかしたら京阪中之島線も延長されるかも知れないのである。
夢洲は大阪の中心部からかなり遠い。なんばや梅田から遠いので、神戸から来るなら海上を高速線で来た方が早いと思うし、それは関空も同じである。おそらく関西空港から高速線で夢洲の海上まで外国人旅行者を輸送することになるだろう。そう考えると交通インフラの整わない部分を船でまかなえばいいのではないかとオレは思うのだ。
あの「海の時空館」というお馬鹿な施設は今はどうなってるのだろうか。考えたらあの馬鹿施設も夢洲の間近にあるわけで、なんか役に立てられそうな気がするのである。
オレは大阪万博には反対だ。1970年の大阪万博には意味があった。日本の高度成長の総決算としてあの万博は必要だったのだ。「人類の進歩と調和」というテーマはそれなりに時代に合っていたと思うのである。しかし、今度の万博には大義がない。夢洲という大阪の不良資産をなんとか廃物利用したいというくだらないことに、万博というもっともらしい理屈を付け、ついでにカジノも抱き合わせで作ってしまうという実に馬鹿馬鹿しい企画なのである。そんなものにオレは断固として反対したいのである。
交通渋滞もいやだ。すでに混雑してるのにそんなものを開催したら大阪府民の通勤通学はどうなるのか。どうせやるなら住民に影響の少ないところで開催してもらいたいのである。たとえばりんくうタウンとか、ポートアイランドにある空き地とか、そんなところでやってくれるのならオレにとってそんなに迷惑ではないのである。ところが夢洲で開催されると大阪市内の交通は必ず混雑する。それはオレのクルマ通勤に悪影響があることは間違いないのだ。
すでに決まってしまった万博開催を中止には出来ないが、もしも開催までの間に南海トラフ地震が起きたらどうするのか。建設中のパビリオンは全て津波で破壊され、それこそ開催どころではなくなるのである。開催前ならまだいい。もしも会期中に南海トラフ地震が起きたらどうするのか。夢洲なんてすべて津波に飲み込まれるじゃないか。その危険を説明しないで開催地を投票させたのは詐欺じゃないか。
オレは南海トラフ地震が怖い。絶対に和歌山県の海岸沿いはクルマで走りたくない。白浜とか潮岬とかの海岸沿いを走っていれば津波か逃れることは無理である。だからオレは今後和歌山県にクルマでは入らないと決めている。
災害に弱い日本に今多くの観光客が来ている。外国人観光客には日本の自然災害の恐ろしさをきちっと説明して「それでも日本に来るのですか?」と問いかける必要があるのだ。万博会場が世界最大の津波被害を受けたらどうするのか。そんなこと誰も考えてないのである。
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