2018年11月14日(水) |
ネット投票のイカサマについて |
携帯用URL
| |
|
ゆるきゃら日本一を決めるインターネット投票で、四日市市が大量の投票用IDを配布して組織票を入れていたという事件があった。上位に入ってる自治体はどこも同じようにそうしたイカサマをしていて、「くまモン」や「ひこにゃん」のようにブレイクしたら経済効果がでかいというのを狙っていたことはわかるが、組織票自体はイカサマ以外の何ものでもない。オレがネット投票という仕組みを危惧するのは、こうしたイカサマが必ず発生するからである。
韓国の防弾少年団がアメリカの全米音楽チャート「ビルボード200」のアルバム部門で1位を獲得したというのも、韓国語で歌う彼らが実際にアメリカで売れたというわけではなく、アメリカ在住のファンたちが意図的に再生回数をアップさせて全米一位に押し上げたということらしい。その手口というのは、世界最大の音楽配信サービス『Spotify』の有料会員アカウントを1000個作って、ツイッターなどを通じて世界中に住むファンに提供し、音楽の配信料金の安い国で一斉に再生させ続けるという方法だったらしい。
スマホにイオンモールのアプリを入れていれば来店ポイントが2円分もらえるという仕組みを使って、位置情報を操作して九州の70ほどある店舗に合計270万回来店したというポイント詐欺を働いたヤツが検挙された。これもまたIT犯罪の一つだろう。オレは投票結果の不正操作というのはこのような犯罪と同列に認識すべきだと思っている。
イカサマで結果を買うことができたとしても、それはしょせんイカサマである。オレは日本がそうした文化を許容するような国になってほしくないし、ゆるキャラの投票そのものを無効にすべきだと思っている。
音楽の価値は聴く人が判断するものであり、ランキングや宣伝によって左右されるものではない。そういう意味では日本のレコード大賞なんてものはとっくにクソみたいに意味のないものになってしまったし、今年も本当に人々に愛された曲ではなくて、プロダクションの力関係で受賞曲が決まってしまうのだろう。かといってネット投票にすれば今度は不正投票でK−POPに上位を独占されてしまう可能性が高い。レコード大賞の凋落はすべては石川さゆりの「津軽海峡冬景色」に最優秀歌唱賞を与えずに、八代亜紀の何か忘れたどうでもいい曲にやったときに決定的になってしまったのである。音楽業界はそうした自分たちの過ちにいまだに気が付いていない。
そうした投票システムをあれこれ批判しているオレだが、オレが参加しているブログランキングの投票はぜひ入れてほしいといつも願ってるのである。どうかブログ読者のみなさまは、忘れずにランキングのボタンを毎日1回押してもらいたいのである。できれば家で1回、職場で1回、スマホから1回というふうに入れてもらえると、一気に得票は3倍に増えるのでオレはかなりうれしいのである。そのような呼びかけも「不正投票」ということになるのだろうか。
←1位を目指しています! m(_ _)m