2018年11月04日(日) |
腕が痛いのじゃ! |
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その痛みはいつからはじまったのだろうか。あまりよく覚えていないのだが、1ヶ月以上前からだったような気がする。最初オレはそれを筋肉痛だと思っていた。洗車の時に水を入れたバケツを数十回運んでいたので、そのせいではないかと思っていたのだ。
しかし、その右上腕部の軽い痛みはいつまで経っても治らず、それどころか次第に痛みは強くなり、痛みだけではなくて右手指先の軽いしびれも出てきたのだ。指先のしびれはやがて左手にも発生した。これはもしかしてヤバイ病気ではないか。オレはALSなどの難病になったら大変だと思い、ネットでさまざまなことを検索してみた。
左手指のしびれは一時的なものですぐに治まった。さて、どうしたらいいのか。オレはドラッグストアでアリナミンAなどの筋肉痛や疲労に効果のある市販薬を買ってみた。さっそく飲んでみたが、あまり効果があったとも思えない。それで卒業生で整形外科医をしている教え子にメールで症状を説明して返信をもらったりしたのだが、とにかく診察してもらわないと何にも始まらないということで、ネットで通いやすくて駐車場のある整形外科医を検索して、そうしてとある大阪市内のクリニックに行ってみたのである。
頸椎の周辺のレントゲン写真を撮ってみた結果、医師は写真を示しつつ、「ここが狭くなっていますよ」と説明し、椎間板ヘルニアという診断を下した。そういうわけで、オレは薬を処方され、クビを引っ張るというリハビリを受けることになったのだ。
クビを引っ張るって、それは首つりと同じじゃないかという恐怖があったが、オレはそのクリニックの二階にある理学療法室で、クビを引っ張る機械に座って、そうしてあごのところにベルトを通して首回りをあたためつつ、10分間の牽引を受けた。最初は「うわーっ、クビが締まる」という感じだったが、徐々に慣れて気持ちよくなった。ずっと引っ張ったままというのではなくて、引っ張ったり戻したりを少しずつ時間や強度を変えつつ10分間行うというものであった。
金曜日の夕方にその治療を受け、それから二日経った。処方されたメチコバールという薬も飲んでいる。指先のしびれは少し改善した感じがする。この「牽引」は週に2、3回したらいいということらしいので、仕事帰りにまたたびたび寄ろうと思っている。それにしてもただ引っ張るというこのような原始的な方法で本当に治るのだろうかとオレは不思議なのである。
椎間板ヘルニアといえば、オレはぎっくり腰には何度かなったことがある。その数回はしばらく安静にしてれば自然に治ったのだが、もしも医療機関にかかっていればもっと早く治ったのだろうか。大学生の時にオレを襲った激痛を思い出した。あの時は動けずにアパートにいたのだった。いったいどうやって生きていたのだろうか。確か友人に電話して食い物を運んでもらったはずだ。
2ヶ月ほど前も腰痛で苦しんだことを思い出した。そのときはクルマのクラッチペダルを踏むと腰に激痛が走って、「もうMT車は無理かも」と正直思ったくらいである。
オレももうそろそろ老人だ。身体のいろんなところにガタがきてもおかしくない。今回のことでまた一つ、オレは病気経験値を稼いだのである。
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